「案の定」の意味(語源由来)
【慣用句】
案の定
【読み方】
あんのじょう
【意味】
予想していたとおりに事が運ぶさま。
つまり、思った通りに事が進んだときに「案の定」っていうんやな。予想したことがそのまんま実現したときに使うんやね。
あらかじめ思ってたことがその通りになったときに、この言葉を使うわけや。
【語源由来】
案の定の「案」は、「考え」や「予想」、「計画」などを意味し、「定」は「確か」や「真実」を意味することから。
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「案の定」の解説
カンタン!解説
「案の定」という表現の由来は、それぞれの漢字の意味から来ているよ。
「案」という字は、「考え」や「予想」なんかを意味しているんだよね。だから、何かを考えるときや、何かがどうなるかを予想するときに使う言葉に「案」が使われるんだ。
そして、「定」っていう字は、そのものが「確定する」、「決まる」、「固定される」なんていう意味があるんだよ。だから、「確定したこと」や「決まったこと」を表すときに「定」が使われる。
だから、「案の定」っていう表現は、「考えたこと」や「予想したこと」が「ちゃんと当たって、間違いなかった」っていう意味になるんだね。つまり、考えたり予想したりしたことがその通りになった、つまり「予想通り」っていう意味になるんだよ。
「案の定」の使い方
今回の芥川賞は、案の定あの本だったわね。
そうだよね。あの本が選ばれなかったら、いったいどれを選ぶんだっていう位、別格だったよね。
選考委員も迷わず全員一致だったらしいわよ。
あの作品と同じ時代に生まれたことを幸運に思うよ。
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「案の定」の例文
- 予想していたことではあったが、案の定、彼女たちの姿は見られなかった。
- 手紙を受け取って嫌な予感を感じて、封じ目を切る指がふるえたのだが、案の定、内容は悪い知らせだった。
- この名刺は偽物かもしれないという予感がして、彼がくれた名刺の電話を念のために確かめてみたら、案の定、この電話は現在使われておりませんという機械的な声が返ってきた。
- 彼が来るかもしれないと思ったので、閉店時間が来てもお店を開けて待っていたら、案の定、彼がやってきた。
- 西の空が暗いから、この辺もしばらくしたら雨が降るだろうと思ったら、案の定、一時間後に雨が降った。
予測や計画が正確で、その通りになったときに、この表現を使うことが多いね。