「板挟みになる」の意味(語源由来)
【慣用句】
板挟みになる
【読み方】
いたばさみになる
【意味】
互いに意見や立場の違う二人の間に立って、どうしたら良いか迷い悩む。
「板挟みになる」という表現は、対立する二つのグループや意見の間で、どちらにも付けずに困る状況を指すんだよ。
つまり、「二つの対立するものの間で揺れ動いて、どっちにも付けへん」って状況やな。
どっちにも手を出せずに、どうしようもなくなる状況を表すんやな。あたかも板に挟まれて動けへんみたいな状態やな。
【語源由来】
板と板との間に挟まれて身動きできないという意味から。
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「板挟みになる」の解説
カンタン!解説
「板挟みになる」っていう表現、これはね、自分が二つの選択肢や立場の間にいて、どっちにも行けないような、悩ましい状況を指すんだよ。
例えば、友達二人がケンカしてて、一人は「僕が正しいよね?」って言い、もう一人は「私が正しいよね?」って言うとしよう。でも、そのケンカの内容を聞いてみると、どっちも一理あるって思ったら、どうする?どっちにつけばいいのか分からなくて、すごく困るよね。それがまさに「板挟みになる」っていう状況なんだ。
ちょうど板と板の間に何かが挟まって、その何かが動けないように、自分も動けないって感じ。対立している二つのものの間で、どっちにも寄せないで悩んでいる状況を「板挟みになる」って言うんだよ。
「板挟みになる」の使い方
健太くん。私と彼女とどちらがきれいだと思う?
ええっ。選ばないといけないの?そんなの二人の間で板挟みになって、どちらか選べないに決まっているじゃないか。
あーら、思っていることを言えばいいのよ。どっち?
誰か助けてー。
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「板挟みになる」の例文
- 新型インフルエンザの感染拡大の事態に対して、楽観的な上層部と現状の深刻さとの板挟みになり、僕はとても苦悩している。
- 政府と県議会の板挟みになり十分に能力を発揮できないまま知事の任期が終わってしまった。
- 学校の仲間と恋人と、どちらの付き合いを優先するかで板挟みになってしまった。
- 安全のため早く下校させたい学校と、もっと練習したい生徒の間で板挟みになり、どちらの言い分も分かるので顧問としてはつらい。
- 仲の悪い父と母の板挟みになりつらい毎日が続いているので、大人になったら僕は、絶対結婚はしないだろう。