「因果を含める」の意味(語源由来)
【慣用句】
因果を含める
【読み方】
いんがをふくめる
【意味】
道理をよくよく言い聞かせて納得させる。やむをえない状況を説いてあきらめさせる。
つまり、「何でそうなったのか、結果がどうなったのか、全部きっちりと説明して、相手を納得させる」ってことやな。
話す側としては、自分の言ってることがちゃんと理解されて、納得してもらえると、すっきりするわな。
【語源由来】
「因果」が原因と結果、また、その関係という意味、「含める」が言い聞かせて納得させるという意味であることから。
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「因果を含める」の解説
カンタン!解説
「因果を含める」っていう言葉は、「なんでそうなるのか」から「その結果何が起こるのか」まで、きちんと説明して理解させることを意味しているんだ。
この言葉の元になっているのは、仏教の考え方で「因果応報(いんがおうほう)」というものがあるんだよ。これは、「良いことをしたら良い結果が、悪いことをしたら悪い結果が来る」という意味で、自分の行動が将来どんな影響を及ぼすかを示しているんだ。
例えばね、お友達に優しくすると友達が増えて楽しい学校生活が送れるよ、とか、勉強をサボるとテストの点が下がって親に怒られるよ、なんて説明する時に、「因果を含める」って言うんだよ。
「含める」っていうのは、「言い含める」つまり、じっくりと説明して、相手が納得するまで教えるという意味があるんだよね。だから、「因果を含める」っていうのは、ちゃんと理由と結果を説明して、しっかりと理解してもらうことを意味しているんだ。
「因果を含める」の使い方
絶対に健太くんしかいないのよ。健太くんがやってくれないと、みんな困るの。
そんなことないって、この猫の着ぐるみを着て文化祭で歩くんでしょう?だれにでもできるって。
これを着て、敏捷にかつフレンドリーに動けるのは健太くんだけよ。
そんな、因果を含められたら断れないじゃないか。
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「因果を含める」の例文
- 因果を含めて、姉にその男との結婚をあきらめさせた。
- 因果を含めて、会社の未来のためには、僕ではなく弟が継ぐべきだと説得した。
- 因果を含めて、文化祭でこの劇をやることはできないと生徒たちを説得した。
- このままだと悪い結果になることが目に見えているから、彼女に因果を含めて説得するほかなかった。
- 今はそれを実行するときではない、時が来るのを待てと因果を含めて彼を説得した。
つまり、何がどういう理由で起き、それによって何が生じたのかをはっきりと説明することだよ。