「遠慮会釈もない」の意味(語源由来)
【慣用句】
遠慮会釈もない
【読み方】
えんりょえしゃくもない
【意味】
相手の意向を考えないで強引に事を進めるようす。
「遠慮会釈もない」という表現は、相手の意見や感情を考えずに、強引に物事を進めてしまう様子を指すんだよ。
つまり、「相手の気持ちを無視して自分勝手に事を進める」ってことやな。
遠慮も挨拶もせずに、ひたすら自分の意志だけで動く、そんな感じか。これは、自己中な態度を注意するための言葉やな。
【語源由来】
「遠慮」が言動を控えめにすること、「会釈」が人を思いやることという意味であることから。
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「遠慮会釈もない」の解説
カンタン!解説
「遠慮会釈もない」っていう表現は、自分のことばっかり考えて、他人の気持ちを全く考慮せずに、自分の思う通りに勝手に物事を進めてしまうようなことを言うんだよ。
「遠慮」っていうのは、自分の言葉や行動を控えめにする、つまり、他人を思いやる態度のこと。「会釈」っていうのは、すれ違う人に向けて頭を少しだけ下げるような挨拶のことだよ。
だから、この二つの言葉が一緒になった「遠慮会釈」っていうのは、他人の気持ちを考えて行動する、相手を思いやるっていう意味になるんだよね。
だけど、「遠慮会釈もない」っていうのは、その逆。自分のことしか考えてなくて、他人のことを全く思いやらない、そういう行動を指すんだ。
例えばね、友達が図書館で静かに本を読んでいるときに、大声で話し始めるとか、みんなが列を作って待っているところに割り込んでしまうとか、そういう行動が「遠慮会釈もない」っていうことになるんだよ。自分だけのことを考えて、他人を思いやる心がないっていう意味なんだね。
「遠慮会釈もない」の使い方
駅前でアイドルが、テレビの撮影をやっていたんだけど、一人の男が遠慮会釈もなく、周りの人を押しのけて前の方に行こうとしたんだ。
へえ。それは迷惑ね。
そうなんだ。みんなそう思ったようで、ちょっとした騒ぎになって、撮影が中断してしまったんだ。
ファンとして、やってはいけない行動よね。
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「遠慮会釈もない」の例文
- 彼女は人の物でもなんでも、欲しくなったら遠慮会釈もなしに取ってしまうし、飽きたら、私にぽいと投げて寄こすようなことをする。
- 他人のところへ来てまでこんな騒ぎを起すなんて、まったく遠慮会釈もない男だよ。
- その赤ちゃんはひとしきり遠慮会釈もなく泣いてから、仏のような顔して眠っている。
- メスの犬の手術の時、獣医師である兄は女の子だからと遠慮会釈もなく毛を剃ることをためらい、犬に話しかけてから剃る。
- お皿に山盛りにして運ばれてきたクッキーに、彼女は遠慮会釈もなく手を伸のばした。