「御百度を踏む」の意味(語源由来)
【慣用句】
御百度を踏む
【読み方】
おひゃくどをふむ
【意味】
頼み事があって同じ所を何度も訪問する。
つまり、一度や二度じゃダメでも、何度でも頼みに行って、結果を出すことやな。
めっちゃ回数こなして、ゴールまで突っ走るって感じやな。根気よく頑張り続けることが大事って教えてくれてるわけや。
【語源由来】
願い事がかなうように社寺の境内の一定の距離を百回往復し、拝む意味から。
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「御百度を踏む」の解説
カンタン!解説
「御百度を踏む」っていう表現は、自分の願いが叶うように、同じ神社や寺を何度も訪れることを表しているんだよね。昔は「百日詣」といって、100日間連続で参拝することを指してたんだけど、それが時間が経つにつれて、1日に100回訪れることでもOKとされるようになったんだ。それが「御百度を踏む」っていう表現の始まりさ。
その過程で、神社や寺の入口から拝殿までの道のりを何度も歩くことから、「踏む」という言葉が使われるようになったんだよ。そして、今では、一つの願い事を達成するために、何度も同じ人や場所を訪れる行為全般を「御百度を踏む」と表現するようになっているんだね。つまり、一つの目的を達成するために、何度も同じ行動を繰り返すことを強調しているんだよ。
「御百度を踏む」の使い方
ともこちゃん。今年も空手の合宿に行くから、夏休みの宿題をやることができないんだ。だから、帰ってきたら、宿題を写させて。
もう!そんなお手伝いはできません。合宿中も宿題をすることはできるはずでしょう?
お願いだよ。頼みを聞いてくれるまで、ともこちゃんの家に御百度を踏むよ。
ええー。迷惑なんだけど。
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「御百度を踏む」の例文
- 作家の先生の家に、御百度を踏んで、やっと原稿執筆を承諾してもらった。
- 入門を許可してもらうために師匠の家に御百度を踏んだものだ。
- 彼女との結婚を許してもらうために、彼女のお父さんのもとに御百度を踏んだ。
- マンションを建設する用地を入手するために、その土地の地主さんの許可をもらおうと御百度を踏んだ。
- デパートの物産展に出店してもらえたら、集客効果があることは間違いないので、そのラーメン屋に御百度を踏んで頼み込んだ。
また、同じ人や場所を何度も訪ねる、つまり頑張って続けることの重要性を教えてくれる表現でもあるんだ。