「踵を返す」の意味(語源由来)
【慣用句】
踵を返す
【読み方】
きびすをかえす
【意味】
引き返す。後戻りする。
「踵を返す」という表現は、後ろに戻る、つまり引き返すという意味があるんだよ。
ほんなら、「進んでた道を引き返す」ってことやな。つまり、一度進んだ道を戻る、後退するってわけやな。
これは、計画がうまくいかへんときやな。
【語源由来】
「踵」はかかとのこと。「くびす」ともいう。かかとを来た方向に向けることから。
【スポンサーリンク】
「踵を返す」の解説
カンタン!解説
「踵を返す」っていう表現は、後ろに引き返す、つまり、元に戻るっていう意味なんだよ。
「踵」っていうのは、人間の足の後ろ部分、つまりかかとのことだよ。「返す」っていうのは、反対の方向に向かう、つまり逆に行くっていう意味なんだ。
だからね、例えば、公園に行こうと思って歩いていたけど、急に雨が降り出して、結局家に戻るとか、学校に向かっている途中で、宿題を忘れたことに気づいて、家に引き返すというようなときに、「踵を返す」って言うんだよ。
つまり、「踵を返す」っていうのは、進んでいた道を引き返す、元の場所に戻るということを表しているんだね。
「踵を返す」の使い方
さっき、家庭科室に行ったら、フライパンから火の手が上がっていたから、驚いて踵を返して走ってきたんだよ。
ええっ。けが人はいないの?職員室に行って消防車を呼ぶとか、火災報知機を鳴らすとかしなかったの?
あっ。そうだった。びっくりして逃げてきてしまった。
健太くん。今すぐ消防車呼びなさい!私は様子を見てくるから。
【スポンサーリンク】
「踵を返す」の例文
- ここから先に進むと、もう踵を返すわけにはいかないが、みんな僕についてきてくれるか?
- 冬山では、天気の急変や身の危険を感じたら、踵を返す勇気も必要なのである。
- 扉の方に向かっていた彼女が急に踵を返し、すたすたとこちらに近づいてきた。
- いい終わると、彼はさようならともいわずに踵を返して行ってしまった。
- 何も言わずに踵を返して出て行こうとする少女を、彼女は必死で呼び止めた。
- 最後のだめ押しとばかりにふんと鼻を鳴らしてから、彼は踵を返して行ってしまった。