【慣用句】
気骨が折れる
【読み方】
きぼねがおれる
【意味】
いろいろと神経を使って、気疲れする。
【語源・由来】
「気骨(きぼね)」が心づかい。気苦労という意味であることから。
「気骨」を「きこつ」と読むと、「信念を守りぬく強い意気」の意となる。したがって、「きこつがおれる」と読むのは誤り。
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「気骨が折れる」の使い方

今年の担任の先生は、神経質だから、気骨が折れるよ。

ああ、あの若い先生ね。

発言の一つ一つに気を付けないと、すぐ怒るんだ。

気骨が折れてクラス全体の成績が下がらなければいいけどね。
「気骨が折れる」の例文
- 男も女も様々だったが、大抵、分別のある人たちで、古都の味をじっくりとたずねたいという客ばかりだったので気骨が折れたが、この仕事は性に合った。
- 久しぶりに休日は家でゆっくり過ごしたが、家の中をなごやかにするということは、気骨が折れる仕事だと思った。
- 大人数での食事は、愉しいテーブルになったが、慣れない人と食事をしたことで、自分で思うより気骨が折れたらしく、疲れが睡気を誘った。
- こんなところに橋を渡すなんて、危険であることは間違いないし、気骨が折れる仕事に違いない。
- こちらから何を言っても、すべて馬耳東風である、あんなひと相手では、あなたも気骨が折れることでしょう。