「肝を潰す」の意味
【慣用句】
肝を潰す
【読み方】
きもをつぶす
【意味】
突然のことで、非常にびっくりすること。たいそう驚くこと。
つまり、ほんまにビックリして、驚きのあまり固まってしまう」みたいな感じやな。
どえらい驚いた出来事があって、思わず身が硬直してしまうような状況を表してるんやな。
【スポンサーリンク】
「肝を潰す」の解説
カンタン!解説
「肝を潰す」の「肝」っていうのは体の一部、肝臓のことだけど、昔の人は肝臓が心や勇気、元気の源だと考えていたんだよ。だから、「肝」は「心の強さ」や「勇気」、「元気」みたいな意味にも使われるんだ。
そして「潰す」っていう言葉は、もともとは物をぺったんこにつぶすことを意味する言葉だよ。でも、「肝を潰す」では、実際に肝臓をつぶすわけじゃなくて、心の強さや勇気がなくなっちゃう、元気がなくなっちゃうっていう意味になるんだ。
だから、「肝を潰す」っていうのは、すご~くビックリすること、またはすごくショックなことを表す表現なんだよ。怖い映画を見てビックリしたり、予想外の出来事に驚いたときとかに使う言葉だよ。それほどビックリすること、ショックなことっていうのが「肝を潰す」っていう表現なんだね。
「肝を潰す」の使い方
昨日、肝を潰すような出来事があったんだよ。
へえ。いったい何があったの?
なんと、ともこちゃんに瓜二つの子が居たんだよ。でも、違うお母さんと一緒だったから、別人だとわかったんだけど、間違えて声を掛けそうになったよ。
へえ。生き別れの双子の姉妹かしら?見てみたいわあ。
【スポンサーリンク】
「肝を潰す」の例文
- 手紙を見た父は、ぺたりと床に腰を落としてしばらく声も出ないほど肝を潰していた。
- この山林の持ち主が発見して通報して来たんですが、肝を潰したでしょうねえ、人間の手が地面から生えてたんですから。
- 彼は彼女の顔を見た途端、何かに衝撃を受け、肝を潰したといった様子でいる。
- ドアを開けた途端、そこにあった光景を目に入れた僕は、この異常事態に肝を潰した。
- いきなり雷のような大声が、一同の後ろから轟いたので、肝を潰した六人が振り返ると、一人の老人が立っていた。
- 二人の、窓から逃げるという大胆な行動に、その場に居合わせたみんなが肝を潰したのだった。
【注意!】間違った例文
❌「家に帰ったら強盗と出くわして、大声を出したら逃げていったけど、肝を潰した。」
こわい気持ちが強かったときは「肝を冷やす」という。
大いに驚く、という意味があるんだ。