「地獄耳」の意味(語源由来)
【慣用句】
地獄耳
【読み方】
じごくみみ
【意味】
①一度聞いたら忘れないこと。
②他人の秘密などをすばやく聞き込む耳のこと。
なるほどなー、要は「よく耳が聞こえて、人の話とか秘密とかをパッと聞きつけちゃう人」ってことやな。しかも、一回聞いたら忘れへんタイプ。
ちょっと怖いけど、そういう人ってたまにおるよな。そんな「地獄耳」な人とは、秘密の話はせんといた方がええかもしれんな!
【語源・由来】
①の由来・・・地獄は、一度落ちると抜けられないことから。
②の由来・・・地獄にいる閻魔大王には、隠し事などできないことから。
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「地獄耳」の解説
カンタン!解説
「地獄耳」という言葉は、主に二つの意味で使われるんだよ。
- 他の人が話していることや、秘密の情報をすごく早く知ってしまう能力を持っている人やその能力を指して言うよ。例えば、友達が小さな声で話していても、その内容をしっかり聞き取ってしまう人がいたら、「あの人は地獄耳だね」と言ったりするんだ。
- 一度聞いたことを長い間覚えている能力や、そういう人を指す言葉でもあるんだ。これは、例えば先生が授業で教えてくれたことを、試験が終わった後もしっかり覚えている生徒のことを指して、「彼は地獄耳だね」と言うことができるよ。
この言葉はちょっとした驚きや感心を込めて使われることが多いんだよ。でも、人の話を盗み聞きするのは良くないことだから、その点は注意が必要だね。
「地獄耳」の使い方
ともこちゃんのお父さんが、市長選に立候補するんだって?
あらあら、健太くんは地獄耳ね。どこからそのこと聞いてきたの?まだ正式発表していないわよ。
あはは。すごいでしょう?僕には隠し事はできないのだ。
どうせ、顔の広い、健太くんのおじいちゃんから聞いたんでしょう。
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「地獄耳」の例文
- 私が彼に、そんなことを何処から聞いたのかときくと、僕の耳は地獄耳ですからと言って笑った。
- 彼は、今日は、地獄耳の記者たちが大勢来ていることを思い出し、あわてて声を低くした。
- 近所の地獄耳のおばさんに聞いても、あの事件については別に何の噂もないといっていた。
- 警察は超能力者ではないが、ハイテク機器を駆使して、千里眼であり、地獄耳でもある犯罪捜査のプロだ。
- その町の銭湯の番頭さんは、お風呂の中の会話を一日中聞いているので、地獄耳である。
また、一度聞いたことをずっと覚えている人のことも「地獄耳」と呼ぶんだね。