「血も涙もない」の意味
【慣用句】
血も涙もない
【読み方】
ちもなみだもない
【意味】
冷酷で人間らしい思いやりが少しもない。
「血も涙もない」ということわざは、人の感情や思いやりがまったく感じられない、非常に冷酷で無情な態度を示すことを言うんだよ。
要するに、「人間らしい温かさや思いやりが全くない」ということやな。どんなにあかんことがあっても、全然感動せん、全く動じない、そんな冷たい心を持った人を表してるんやな。
これは、やっぱり思いやりの大切さを教えてくれる言葉やわな。
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「血も涙もない」の解説
カンタン!解説
「血も涙もない」ということわざは、人が全く情のかけらも見せず、非常に冷酷で無情な態度や行動を取ることを意味しているんだ。
この表現では「血」と「涙」は、普通、人間が持っている情緒や同情心、温かみを象徴しているんだよ。普通、人は他人が困っていたり、苦しんでいたりすると、助けたいと思ったり、同情したりするものだけど、全くそれがない人を指して「血も涙もない」と言うんだ。
たとえば、誰かが困っていても見て見ぬふりをする人や、自分の利益のためなら何でもするような冷酷な人のことを、このことわざで表現することがあるよ。これは、その人が人としての基本的な感情や良心を欠いていると見なされていることを示しているんだね。
要するに、「血も涙もない」というのは、情け知らずで、他人の痛みに対して全く心を動かされないような人のことを指す強い言葉なんだよ。
「血も涙もない」の使い方
隣の家のおじさんの会社が倒産したんだけど、銀行は血も涙もない債権の回収を行っていったらしいよ。
へえ。今の時代、銀行もつぶれないように必死なのね。
そうだね。おじさんの会社が儲かっているときは、土下座しそうな勢いで、お金を預けてくださいってお願いに来たのに、あっさり手のひらを返されたって怒っていたよ。
それはひどい話だわね。
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「血も涙もない」の例文
- 今思えば、友人に血も涙もない仕打ちをしてしまったことを後悔しているが、謝ろうにも彼はもうこの世にいない。
- 生活保護受給者に対する行政の血も涙もない対応に批判が殺到したのだった。
- ユダヤ人に対するアドルフ・ヒトラーの行動は、血も涙もないもので、同じ歴史を繰り返してはいけない。
- こんないたいけな子供に手をあげて怪我をさせるなんて、世の中には血も涙もない親がいるもんだ。
- あの雑誌の編集者は血も涙もない人で、漫画家であった私を使い捨ての駒のように扱ったことを今でも忘れない。