「開けて悔しき玉手箱」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
開けて悔しき玉手箱
【読み方】
あけてくやしきたまてばこ
【意味】
期待していたものが、結果を見ると予期に反した意外なものであることがわかって残念という意味。
期待が高いと、がっかりすることもあるから、現実を見つめて期待を適切に管理することが大切やね。
【語源・由来】
浦島太郎が乙姫からもらった玉手箱を開けたら、白煙が立ち上って白髪の老人になったという伝説から。
【類義語】
・開けて悔しき浦島の子
・開けて見たれば鳥の糞
「開けて悔しき玉手箱」の解説
「開けて悔しき玉手箱」っていうことわざは、すごく期待していたけど、結果が全然思っていた通りじゃなくて、がっかりしちゃうことを表しているんだよ。
この言葉の由来は、有名なお話「浦島太郎」から来ているんだ。浦島太郎が海の中のお城で出会った乙姫から、帰る時に玉手箱をもらったんだけど、「絶対に開けちゃダメよ」と言われたんだ。でも、家に帰ってから、気になって開けちゃったら、白い煙がぼーっと立ち上って、元々若かった浦島太郎が一瞬で白髪のおじいさんになってしまったんだよ。
だから、「開けて悔しき玉手箱」っていうのは、「ああ、期待していたのに、思った通りじゃなくて、悔しい!」っていう感情を表しているんだよ。なので、期待外れの結果が出た時にこのことわざを使うことが多いよ。
「開けて悔しき玉手箱」の使い方
「開けて悔しき玉手箱」の例文
- 下駄箱に手紙が入っていたのでラブレターかと思ったら、開けて悔しき玉手箱、呪いの手紙だった。
- 海が好きなので海沿いのマンションを衝動買いしたが、開けて悔しき玉手箱、海が見えない方角の部屋だった。
- 大好きな子と同じクラスだったので、喜び勇んで登校したら、開けて悔しき玉手箱、同姓同名の別人だった。
- 今日のお弁当はあなたが好きな卵焼きよと母さんに言われたので、楽しみにしていたが、開けて悔しき玉手箱、卵焼きしか入っていなかった。
- 500円払ってくじ引きをしたら、開けて悔しき玉手箱、100円ショップに売っている商品だった。
「開けて悔しき玉手箱」の文学作品などの使用例
「開けてくやしき玉手箱」〈略〉そんなことをおっしゃって、愚楽へ笑いかけながら、パッと壺の蓋をとった。何も入っていない。「勿論、煙も出ない。拍子抜けのした玉手箱」(長谷川海太郎の丹下左膳より)
何かを期待していて、それが思った通りにいかないときに使われるんだ。