「頭を縦に振る」の意味(類義語)
【慣用句】
頭を縦に振る
【読み方】
かしらをたてにふる
「あたまをたてにふる」ともいう
【意味】
承知の意を表す動作をいう。うなずく。賛成する。
「頭を縦に振る」という表現は、うなずく、つまり、何かを認める、承知する、同意するという意味を示す動作を指すんだよ。
つまり、「うなずく」や「同意する」ってことやな。たとえば、誰かが何か提案をしたときに、「頭を縦に振って賛成した」って言ったら、その提案にうなずいて同意したってことやな。
これは、人とコミュニケーションを取るときによく使う表現やね。
【類義語】
首を縦に振る
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「頭を縦に振る」の解説
カンタン!解説
「頭を縦に振る」という表現は、文字通り、頭を上下に動かすこと、つまり「うなずく」を表しているんだ。これは、「同意する」や「肯定する」っていう意味で使われるよ。
だから、この表現の由来は身体の動作からきているんだ。人が同意や肯定を表すために、頭を上下に振るという動作は、文化や言語に関わらず、全世界的に広まっているよね。
でもね、「かしら」と読む理由については、はっきりとした理由はわからないんだ。「あたま」よりも「かしら」のほうが古い日本語の読み方だから、昔から「頭(かしら)を縦に振る」っていう表現が使われてきたんだろうね。
そして今では、「かしら」と読むことにあまり馴染みがないからか、「頭(あたま)を縦に振る」って使われることの方が多くなっているよ。
「頭を縦に振る」の使い方
健太くんのクラスは文化祭で、全員一致で劇をすることに決まったそうね。
そうなんだけど、本当は2割ぐらいの生徒は喫茶店をやりたかったんだ。だけど、あれだけ多くの生徒が劇に手を挙げて盛り上がっていたら、喫茶店に頭を縦に振ることはできないよね。
あら。最後まで喫茶店の方向で頑張ればよかったのに。
まあ、でも結局みんな不満もなく楽しんで準備しているから劇でよかったんだよ。
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「頭を縦に振る」の例文
- 後甲板に集まっていた乗組員たちは、もう一度作業灯の下で、大きく頭を縦に振った。
- 念を押してたずねると、その男の子は涙を拭いながら小さな頭を縦に振った。
- 着ぐるみを着た彼女は、僕に大きな頭を縦に振って見せたが、彼女の細い首が折れないか心配だった。
- 彼女は、先生に話しかけられ、ぴくんと弾けるように顔を先生に向け、先生の言葉の意味を理解すると、ぶんぶんと頭を縦に振った。
- 彼女は声が出ないとでもいうように、頭を縦に振った。