「息を詰める」の意味(類義語)
【慣用句】
息を詰める
【読み方】
いきをつめる
【意味】
呼吸を止めて注意を集中する。息を止めて、じっとしている。
つまり、「集中して何かに取り組む」ってことやな。息を止めて、全力で目の前の事に向き合う様子を描いてるんやな。
これは、どんな事でも全力で取り組む重要性を教えてくれる言葉やな。
【類義語】
息を殺す(いきをころす)
息を凝らす(いきをこらす)
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「息を詰める」の解説
カンタン!解説
「息を詰める」っていう表現は、文字通りには「呼吸を止める」っていう意味だけど、日常的に使うときは、すごく注意を集中する、あるいは緊張するっていう意味で使われるんだよ。
たとえば、サッカーの試合で、最後のペナルティキックが始まるときに、観客が「息を詰めて見ている」っていうと、それは皆さんが呼吸を止めているわけじゃなくて、すごく緊張して、じっと試合の結果を見守っているっていう意味なんだ。
「詰める」っていうのは、本来は穴や隙間に物を詰めてふさぐっていう意味だけど、ここでは「息(呼吸)を止める」っていう意味で使っているんだね。それが転じて、「集中する」や「緊張する」っていう意味でも使われるようになったんだよ。
「息を詰める」の使い方
今日の講演会、おもしろかったの?健太くんが息を詰めて誰かの話を聞いている姿なんて初めて見たわよ。
普段ならすぐに寝入ってしまうからね。でも、今日の話は興味深かったんだよ。
へえ。講師の先生が、健太くんが大好きな空手の先生だったからかしらね。
そうなんだよ。今日の話は、僕の空手人生を変えるかもしれないくらいすごい話だったよ。
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「息を詰める」の例文
- 開票が進むにつれて、だんだん静まり返って、誰もが息を詰めるように結果が出るのを待っている。
- スタートラインに立ったランナー達は、息を詰めて号砲が鳴る瞬間を待っている。
- じっと息を詰めて彼が次の言葉を発するのを待った。
- 観客は息を詰めて、両チームの優勝を掛けた全力の闘いを見守ったのだった。
- 息を詰めるように真剣に考えている自分の姿を見て、彼女は、感心したような顔をした。
- その少年は、窓ガラスに鼻が潰れるくらいに顔をくっつけ、息を詰めるようにして、外にいる人の姿をじーっと観察していた。
物事に緊張感を持って真剣に取り組む様子を表す表現なんだよ。