「お釈迦になる」の意味(語源由来)
【慣用句】
お釈迦になる
【読み方】
おしゃかになる
【意味】
壊れて使い物にならない状態になる。
「お釈迦になる」という表現は、何かがうまく作れずに不良品になった、または使い物にならなくなった状態を指すんだよ。
つまり、「だめになってしまう」、「もう役に立たない状態になる」ってことやな。計画や商品、何かを作るときに、思うようにうまくいかなかったときに使うんやな。
でも、これもまた失敗から学ぶチャンスやから、気を落とさずに再挑戦するのが大事やな。
【語源由来】
語源については、色々な説がある。一説には、地蔵や阿弥陀の像を鋳るのに間違って釈迦像を鋳てしまったことから。
【類義語】
・お釈迦にする
【スポンサーリンク】
「お釈迦になる」の解説
カンタン!解説
「お釈迦になる」っていうのはね、作っているものがうまく作れなかったり、壊れて使えなくなっちゃった時に使う言葉だよ。ちょっと意外かもしれないけど、この言葉は実は仏教から生まれたわけじゃないんだ。江戸時代の職人さんたちが使っていた言葉からきているんだよ。
話によるとね、昔の職人が阿弥陀仏の像を作ろうとしていたのに、手違いで釈迦像を作っちゃったことから、この表現が生まれたらしいんだ。
それからもう一つ、江戸時代の人たちは「ひ」の音と「し」の音を同じように発音していたんだって。だから、「火が強かった(しがつよかった)」という意味と、お釈迦様の誕生日である「4月8日(しがつようか)」をかけて、この表現が生まれたんじゃないかって言われているんだよ。でも、これはちょっとおかしな話だから、本当のことかは分からないんだよ。
「お釈迦になる」の使い方
この前の大雨の日に、父さんが、冠水しているところを「これくらい大丈夫さ。」と言って、車で通ろうとしたんだけど、結局はまって動けなくなったんだ。
その車はお釈迦になったの?
そうなんだ。いろんな機械が水没したから買い替えたほうが良いって、ディーラーの人に言われたんだ。
それは無謀な挑戦をしてしまったわね。
【スポンサーリンク】
「お釈迦になる」の例文
- 急いでいたので、無理にハンドルを回したら、コーヒーミルがばきっという音とともにお釈迦になってしまった。
- お気に入りの傘が強風でお釈迦になってしまったので、とても悲しい。
- 説明書を読まずに機械を使用したら、使い方が間違っていたようでお釈迦になってしまった。
- もうすぐ編み上がりそうだったセーターが、猫が毛糸で遊んだためお釈迦になってしまった。
- 時計を床に置きっぱなしにしてしまい、誤って踏みつけてお釈迦になってしまった。