「籠の鳥」の意味
【慣用句】
籠の鳥
【読み方】
かごのとり
【意味】
① 籠の中の鳥のように、身の自由が束縛されている状態のたとえ。また、そのような境遇の人。籠の中の鳥。
②(➀の境遇から)遊女のこと。
「籠の鳥」という表現は、籠の中の鳥のように自由が奪われている状態、またはそのような境遇にある人を指すんだよ。
つまり、自分の自由がなくて、どこにも行けへん状態を言うんやな。
鳥が籠の中に入ってるみたいに、出たいと思っても出られへん、行きたいと思っても行けへん、そんな感じやな。
【スポンサーリンク】
「籠の鳥」の解説
カンタン!解説
「籠の鳥」っていう表現はね、自由が全くない、束縛されている状態を表すんだよ。
考えてみて、鳥は本来、空を飛び回って自由に生きる生き物だよね。でも、籠の中に入ってしまった鳥は、もう自由に飛び回ることができないよ。だから、「籠の鳥」とは、自由に動くことができない、自分の生活を自由にコントロールできない人や状況を指すんだ。
例えば、厳しいルールや規制に縛られて動けない状態や、他の人に完全に支配されてしまって自由がない人のことを、「籠の鳥」って言うんだよ。
それと、「籠の鳥」は、昔の日本では遊女のことを指すこともあったよ。遊女は自分の意志で自由に生活を送ることができなかったから、自分たちの状況を「籠の鳥」と言っていたんだ。
「籠の鳥」の使い方
試験中は、母さんが家の外に出してくれないから籠の鳥のような気分だよ。
自由を束縛されたくないなら、普段から勉強をして、お母さんを安心させてあげればいいじゃないの。
ともこちゃんの言う通りなんだけど、言うほど簡単ではなくて、なかなかできないんだ。
このままだと、いつか、試験中じゃなくても籠の鳥になる日が来るかもしれないわよ。
【スポンサーリンク】
「籠の鳥」の例文
- 籠の鳥になって外に出られないのを覚悟しなきゃならない、そんな惨めな暮らしは真っ平ごめんだ。
- 戦線は、いわば鳥籠のようなもので、僕らはその中に閉じこめられた籠の鳥のようなものであって、生死すら自分で選べない。
- 敵国の捕虜として籠の鳥となっていたお姫様は、 中庭を散歩することだけが楽しみだった。
- 昔の女性は出歩くこともなく、交際範囲も狭かったので、現代と比べれば籠の鳥のような生活だった。
- 地下牢に閉じ込められた籠の鳥は、とても要求が多くて、見張りの男性が、カラスよりうるさいと辟易したほどだった。