「風を食らう」の意味
【慣用句】
風を食らう
【読み方】
かぜをくらう
【意味】
事態を察知して、すばやく逃げるようすをいう。息せききって大口を開けて走り、口いっぱいに空気が入り込む様子をいった言葉。多くは悪事が発覚した時などに使う。
つまり、バレてしまった悪事をすばやく察知して、さっと足げたするんやな。
まあ、悪事は良くないけど、それを察知してさっさと逃げるさまは、なんやかんやで機敏さが必要やな。でもほんまは、最初から悪事を働かない方がええんやけどな。
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「風を食らう」の解説
カンタン!解説
「風を食らう」っていう表現は、すぐさま何かから逃げる様子を指すんだよ。
例えば、ある人が何か悪いことをして、それがばれそうになった時に、その人がすぐに逃げ出す様子を、「風を食らう」って言うんだ。これは、息せき切って大口を開けて走り、口いっぱいに空気が入り込む様子を表しているんだ。
この表現は特に、悪事がばれたときや、何か問題が起こった時に使うことが多いよ。だから、「風を食らう」って言ったら、大急ぎで逃げ出す様子を想像してみてね。
「風を食らう」の使い方
昨日、僕が風邪で寝込んでいたら、泥棒が入ってきたんだ。
ええっ。大丈夫だったの?
うん。留守の家だと思っていたらしく、僕の姿を見て、風を食らうように逃げて行ったよ。
被害が無くてよかったわね、でも、泥棒の顔を見たんでしょう?しばらくは仕返しされないように気を付けてね。
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「風を食らう」の例文
- 魚屋のサンマを狙っていた猫がいたが、それに気づいた魚屋のおじさんに怒鳴られ、風を食らうように逃げて行った。
- 僕を殴ろうとしていた不良たちは、こちらに向かってくる警察官の姿を見て、風を食らって逃げて行った。
- 僕の家の庭の鯉にいたずらをしようとしていた子供が、僕に気付き、風を食らって逃げて行った。
- ゴミをあさっていたカラスは、近所のおばさんに怒られ、風を食らって逃げたが、しばらくして舞い戻ってきた。
- 柿の木の柿を取ろうとして、その家のおじいさんに見つかり、風を食らって逃げだした。
つまり、状況が悪化する前に先手を打つという意味があるんだ。