「かちんと来る」の意味
【慣用句】
かちんと来る
【読み方】
かちんとくる
【意味】
他人の振る舞いや言葉が強く神経にさわって不愉快になる。
「かちんと来る」という表現は、他人の言動が自分の神経に触れて不快に感じることを意味するんだよ。
つまり、「他人の言動が自分をイラッとさせる」ってことやな。
なんか誰かに無礼なことを言われたり、行動されたりしたときに、「あー、ムカつくわ~」って感じになるんやな。
【スポンサーリンク】
「かちんと来る」の解説
カンタン!解説
「かちんと来る」という表現は、他人の言動や態度によって心が傷つき、怒りや不満を感じる状態を示す言葉だよ。まるで心が硬い物にぶつかって、ぶつかった衝撃が心の中に響き渡るように感じるんだ。
「かちん」という音は、金属同士がぶつかる時の音を象徴していて、強い衝撃や不快な感情を表現しているんだ。映画撮影の現場では、撮影開始と終了の合図として「カチンコ」が使われるね。それと同じように、「かちんと来る」は、人の心が他人の言葉や態度によって強くぶつかる感情の状態を表しているんだよ。
例えば、誰かが君の大切な友達の悪口を言ったとき、君は怒りや不満を感じるかもしれないね。そのときの気持ち、それがまさに「かちんと来る」っていう感じなんだよ。
「かちんと来る」の使い方
オリンピックで、勝った選手がガッツポーズをしたことが問題になっていたよ。
負けた選手にしてみれば、かちんと来るわよね。私がその負けた選手だったら嫌だわ。
そうだね。僕も空手をやっているからわかるんだ。僕も勝ったら、その場でガッツポーズはしないで、みんなのところに戻ってから大はしゃぎするよ。
そうね。かといって、そう思う人が多くても、がんばってメダルを取った人のガッツポーズを批判する権利がある人はいないんだけどね。
【スポンサーリンク】
「かちんと来る」の例文
- 僕は、相手の横暴な態度にかちんと来たけれども、それでもできうる限り、丁寧に対応した。
- 彼の嫌味な言い方にかちんと来て、取引なんてどうでもよくなってしまった。
- 彼の言葉にかちんと来て、拳を握ってがつんと殴りたくなってしまったので、深呼吸をした。
- お客様は神様だと常々思っているけれども、お金を投げるように支払われるとかちんと来る。
- 母が、優秀な兄と劣等生の僕を比較したのでかちんと来た。