「蚊帳の外」の意味(語源由来)
【慣用句】
蚊帳の外
【読み方】
かやのそと
【意味】
無視され、不利な扱いを受けること。また、物事に関与できない位置に置かれること。内情がわからない立場に置かれること。
まわりが何かしてるけど、自分だけ置いてけぼりみたいな。なんか置いてけぼりやと感じるときに使う言葉やな。
【語源由来】
「蚊帳」は蚊に刺されないよう部屋につって寝床を覆うもの。蚊帳の外からは中がよく見えないことから。
「蚊帳の外」の解説
「蚊帳の外」っていう表現はね、大切な話や出来事の中心からはずされて、何が起こっているのか全然分からない状態を指すんだよ。
例えば、クラスの友達が何か楽しそうな話をしているけど、その話の内容を全然教えてもらえず、外からただ見てるだけの状態、それが「蚊帳の外」にいるっていうことなんだよ。
「蚊帳」っていうのは、蚊から身を守るための網のようなもので、昔の日本の家ではよく使われていたんだよ。蚊帳の中にいると、蚊に刺されることはないけど、外にいると蚊に刺される可能性があるよね。それと同じように、大切な情報や出来事の中心にいると、何が起こっているのかちゃんと分かるけど、その外側にいると何が起こっているのか分からなくなる。それが「蚊帳の外」っていう表現の由来なんだよ。
「蚊帳の外」の使い方
「蚊帳の外」の例文
- 当事者を蚊帳の外に置いたまま、その議論は進んだのだった。
- 今回試合に負けたことで、優勝争いから遠のき、蚊帳の外に追いやられたような気分になった。
- 彼は、勝ち気に振舞っているように見えても、きっと、一人だけ蚊帳の外に置かれているみたいで不安で、心の中では傷ついていたに違いない。
- この件に関しては、すでに僕は蚊帳の外に置かれているので、僕に聞かれてもよくわかりません。
- もともと私が蚊帳の外の人間だったということに他ならないと、それを思い知って、自分がとんでもなく滑稽に見えた。
また、物事の内情が全く分からない立場に置かれることも表すよ。