【慣用句】
蚊帳の外
【読み方】
かやのそと
【意味】
無視され、不利な扱いを受けること。また、物事に関与できない位置に置かれること。内情がわからない立場に置かれること。
【語源・由来】
「蚊帳」は蚊に刺されないよう部屋につって寝床を覆うもの。蚊帳の外からは中がよく見えないことから。
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「蚊帳の外」の使い方

ともこちゃん。今、みんなで何の話し合いをしていたの?

いいえ。何でもないのよ。健太くんには関係がないことよ。

そんなあ。僕だけ蚊帳の外だなんて、そんなの寂しいよ。

うそよ。そんなに泣かないでよ。健太くんの誕生日のお祝いについて、みんなで相談していたのよ!びっくりした?
「蚊帳の外」の例文
- 当事者を蚊帳の外に置いたまま、その議論は進んだのだった。
- 今回試合に負けたことで、優勝争いから遠のき、蚊帳の外に追いやられたような気分になった。
- 彼は、勝ち気に振舞っているように見えても、きっと、一人だけ蚊帳の外に置かれているみたいで不安で、心の中では傷ついていたに違いない。
- この件に関しては、すでに僕は蚊帳の外に置かれているので、僕に聞かれてもよくわかりません。
- もともと私が蚊帳の外の人間だったということに他ならないと、それを思い知って、自分がとんでもなく滑稽に見えた。