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【蚊帳の外】の意味と使い方や例文(慣用句)

蚊帳の外

「蚊帳の外」の意味(語源由来)

意味

【慣用句】
蚊帳の外

【読み方】
かやのそと

【意味】
無視され、不利な扱いを受けること。また、物事に関与できない位置に置かれること。内情がわからない立場に置かれること。

ことわざ博士
「蚊帳の外」という表現は、自分が無視されたり、物事に関与できない状態に置かれたりすることを意味しているんだよ。

また、物事の内情が全く分からない立場に置かれることも表すよ。

助手ねこ
つまり、「関わりたいのに関われへん状態や」ってことやな。

まわりが何かしてるけど、自分だけ置いてけぼりみたいな。なんか置いてけぼりやと感じるときに使う言葉やな。

【語源由来】
「蚊帳」は蚊に刺されないよう部屋につって寝床を覆うもの。蚊帳の外からは中がよく見えないことから。

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「蚊帳の外」の解説

カンタン!解説
解説

「蚊帳の外」っていう表現はね、大切な話や出来事の中心からはずされて、何が起こっているのか全然分からない状態を指すんだよ。

例えば、クラスの友達が何か楽しそうな話をしているけど、その話の内容を全然教えてもらえず、外からただ見てるだけの状態、それが「蚊帳の外」にいるっていうことなんだよ。

「蚊帳」っていうのは、蚊から身を守るための網のようなもので、昔の日本の家ではよく使われていたんだよ。蚊帳の中にいると、蚊に刺されることはないけど、外にいると蚊に刺される可能性があるよね。それと同じように、大切な情報や出来事の中心にいると、何が起こっているのかちゃんと分かるけど、その外側にいると何が起こっているのか分からなくなる。それが「蚊帳の外」っていう表現の由来なんだよ。

「蚊帳の外」の使い方

健太
ともこちゃん。今、みんなで何の話し合いをしていたの?
ともこ
いいえ。何でもないのよ。健太くんには関係がないことよ。
健太
そんなあ。僕だけ蚊帳の外だなんて、そんなの寂しいよ。
ともこ
うそよ。そんなに泣かないでよ。健太くんの誕生日のお祝いについて、みんなで相談していたのよ!びっくりした?
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「蚊帳の外」の例文

例文
  1. 当事者を蚊帳の外に置いたまま、その議論は進んだのだった。
  2. 今回試合に負けたことで、優勝争いから遠のき、蚊帳の外に追いやられたような気分になった。
  3. 彼は、勝ち気に振舞っているように見えても、きっと、一人だけ蚊帳の外に置かれているみたいで不安で、心の中では傷ついていたに違いない。
  4. この件に関しては、すでに僕は蚊帳の外に置かれているので、僕に聞かれてもよくわかりません。
  5. もともと私が蚊帳の外の人間だったということに他ならないと、それを思い知って、自分がとんでもなく滑稽に見えた。