「髪を下ろす」の意味
【慣用句】
髪を下ろす
【読み方】
かみをおろす
【意味】
頭髪をそって僧または尼になる。剃髪 (ていはつ) する。頭をそって、出家すること。
つまり、「頭の毛を全部剃って僧侶になる」ってことやな。
普通の生活を捨てて、仏の道に入るときにするんやな。それは大きな決意の証やな。
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「髪を下ろす」の解説
カンタン!解説
「髪を下す」っていう表現はね、自分の髪の毛を全部剃って、お坊さんや尼さんになることを指すんだよ。
昔から、日本のお坊さんや尼さんは髪の毛を剃ることで、世俗の生活から離れて仏教の教えに生きるという決意を示すんだよ。それを「出家する」と言うんだけど、「髪を下す」はその出家する行為を指す言葉なんだよ。
だから、「髪を下す」って言うと、自分の普通の生活を止めて、お坊さんや尼さんとして生きることを決めた、という意味になるんだね。
「髪を下ろす」の使い方
僕のおばさんが、おじさんが亡くなってから髪を下ろして、尼になることにしたんだって。
へえ。おじさんを心の底から愛していらっしゃったのね。
そうなんだ。おじさんのいない世の中をはかなんで、残りの人生を神に仕えて生きると決めたそうだよ。
まあ、素敵ね。おじさんの死は残念なことだけれども、そこまで大切に思える人と出会えたことは幸せなことね。
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「髪を下ろす」の例文
- お美代の方は、家斉が死ぬと、その日から髪を下ろし、お位牌をもらって尼の生活に入ることになるだろう。
- 秀吉の怒りを買った如水は、早速髪を下ろし、世捨人になって、如水円清と号したのだった。
- 髪を下ろした彼は、煩悩をすべて捨て去ったかのようなすっきりした顔をしていた。
- 彼女は腰のあたりまで伸ばしていた自慢の髪を下ろし、今日から、尼としての生活を始めるのだ。
- 残された書物によると、彼は、髪を下ろし、僧籍に入ることで余生をおだやかで平和に過ごしていたようである。
つまり、世俗の生活を放棄して仏教の道を歩む決意の象徴なんだ。