「口を閉ざす」の意味(類義語)
【慣用句】
口を閉ざす
【読み方】
くちをとざす
【意味】
黙って何も言わない。
「口を閉ざす」という表現は、何も言おうとせずに沈黙することを示しているんだよ。
つまり、「何も言わへんで黙ってる」ってことやな。言葉を出さずに口をギュッと閉じて、沈黙を保つことやな。
これは、何も話したくないときや、無言で抗議するときに使える表現やな。
【類義語】
口をつぐむ
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「口を閉ざす」の解説
カンタン!解説
「口を閉ざす」っていう表現は、自分の口を閉じて、何も言わない、つまり、完全に黙ってしまうことを指すんだよ。
例えばね、先生がクラスで問題を出したけど、答えがわからなくて、誰も手を挙げられず、クラスがしーんと静まり返ったとき、それを「口を閉ざす」と言うんだ。
「口」っていうのは、そのまま口のことだけど、ここでは「言葉を発すること」を意味しているんだよ。「閉ざす」は、何かをしっかりと閉じること。だから、「口を閉ざす」っていう表現は、「言葉を発することを完全にやめる」って意味になるんだ。
ちなみに、「閉ざす」は、「閉じる」や「閉める」よりも強い意味があって、完全に何も通らないようにするってニュアンスがあるんだよ。
だから、「口を閉ざす」っていうのは、ほんとうに何も言わない、完全に沈黙するってことを強く表しているんだね。
「口を閉ざす」の使い方
健太くん。昨日は、本当は何があったの?先生には、何もなかったって言っているそうじゃないの。何もないのに、そんな怪我をするかしら?
・・・。先生に言ったとおり、何にもないよ。
私にも口を閉ざすつもりなの?先生には言わないから、私にはちゃんと話して。
昨日のことについては、誰に聞かれても口を閉ざすって、友達と約束したんだ。だからともこちゃんにも言えないよ。
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「口を閉ざす」の例文
- 彼が、会話の最後にどなって口を閉ざすと、沈黙だけが彼と私の間に流れたのだった。
- 事件について、彼は口を閉ざしたままで何も語ろうとしない。
- 彼は目をつむって動かないが、そのまま、貝のように口を閉ざし通してしまうつもりなのだろうか。
- 彼女が何を言いたいのかわかって、僕は、いったん口を閉ざしたが、それでもすぐに口を開いた。
- まるで禁忌であるかのように、彼女は、家族の話となると口を閉ざすのだった。
- 彼女は例によって、気に入らないと思った人に対しては、口を閉ざし、二度とその人とは口をきかなかった。