「口を塞ぐ」の意味
【慣用句】
口を塞ぐ
【読み方】
くちをふさぐ
【意味】
喋らせないようにする。
つまり、「人に何も言わせへんようにする」ってことやな。悪いことや秘密がバレへんように、金を渡したり、えらいことになったら命を奪ったりして、口を封じるんやな。
これは、情報を絶対に漏らさないときに使う強い表現やな。
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「口を塞ぐ」の解説
カンタン!解説
「口を塞ぐ」っていう言葉は、何かを言わせないようにする、特に秘密や悪いことを話させないようにするっていう意味があるんだよ。
これは、文字通り口を手で覆うような意味もあるんだけど、それだけじゃなくて、お金をあげて口止めをしたり、脅したりして何も言えなくする、っていう意味も含まれているんだ。
たとえばね、誰かが秘密を知ってしまった時に、その人に口止め料を払って「このことを誰にも言わないでね」って言ったり、逆に「このことを誰にも言ったら大変なことになるぞ」って脅したりすることも、「口を塞ぐ」っていう言葉に含まれてるんだよ。
「塞ぐ」は「耳や目、口を手で覆う」っていう意味があるから、物理的に口を塞ぐような、ちょっと強引な行為から、話させないようにするっていう意味に広がっていったんだよね。
だから、「口を塞ぐ」は、どんな方法を使っても、誰かが何かを言うのを止めるっていう意味になるんだよ。
「口を塞ぐ」の使い方
健太くん。あわててどうしたの?廊下を走ってはいけないのよ。
うん。今はそれどころじゃないんだ。さっき、先生たちの密談を聞いてしまったことがばれて、口を塞がれそうになったんだ。
ええっ。それは大変ね。でも、先生たちが生徒に手荒なことをするとは思えないわ。
そうかな?ものすごい形相で追いかけてきたから、とても怖かったんだよ。
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「口を塞ぐ」の例文
- 彼が、どのようにしてあいつの口を塞いだのか、私は詳しいことは知らないし、怖くて聞けないような方法で口を塞いだのかもしれないが、問題は解決したと言っていた。
- 噂が広がらないように、なんとかして彼の口を塞いでおきたい。
- 犯人は、犯行現場を見られたからって、口を塞ぐために無関係の老人を殺したっていうのか。
- 強盗をしているところを見られたので、その目撃者の口を塞ぐために追いかけた。
- 彼は、この会社の秘密を知ってしまったので300万円を渡して口を塞いだよ。
- 健太くんの口を塞ぐには、ケーキを買ってきて渡すだけで済むから簡単だよ。
悪事や秘密などを話させないようにするために、金品を与えたり、場合によっては極端な手段を使ってしゃべるのを防ぐ、という意味も含まれているよ。