「機嫌を取る」の意味(類義語)
【慣用句】
機嫌を取る
【読み方】
きげんをとる
【意味】
人の気分を慰めやわらげるようにする。人の気に入るような言動をする。
つまり、「人を喜ばせる」や「人の機嫌を直す」っていうことやな。
どうやったらその人が喜ぶかを考えて、それに合わせて言動するんやな。
【類義語】
御機嫌を取る
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「機嫌を取る」の解説
カンタン!解説
「機嫌を取る」っていう表現は、誰かの気分を良くしたり、落ち込んでいる人を元気づけるように努力することを言うんだよ。
「機嫌」っていうのは、人の心の状態や感じ方を表すんだよ。昔は、「譏嫌」って書いて、人から嫌われるようなこと、または、人を批判したり、嫌ったりすることを言ったんだ。これは、仏教の教えで、他人に嫌われないようにしなさい、っていう意味の「息世譏嫌戒」っていう言葉からきているんだよ。
でも、時間がたつと、「人の考え方・感じ方・気分」を表すようになって、「機嫌」っていう字で書くようになったんだよ。
例えばね、友達が悲しんでいる時に、何か楽しい話をして笑顔を引き出すようなことをすると、「機嫌を取る」って言うんだよ。それか、誰かが怒っている時に、謝ったり、その人が好きなお菓子を買ってきたりして、怒りを鎮めることも「機嫌を取る」って言うんだ。
だから、「機嫌を取る」っていうのは、他の人が良い気分になるようにすることを指しているんだね。
「機嫌を取る」の使い方
何かともこちゃんの気に入るものを買ってきて、ともこちゃんの機嫌を取ろうか、どうしようか。
健太くん。何をぶつぶつ言っているの?
いや、何でもないよ。あはは。今日はいい天気だね。今日もともこちゃんはかわいいなあ。
健太くんが私の機嫌を取るときは、何かを企んでいるに違いないわ。健太くんが話し出す前に逃げないと!
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「機嫌を取る」の例文
- 僕が彼女をにらむと、彼女は僕の機嫌を取るようにわざとらしいくらいにかわいい仕草で笑った。
- 相手の機嫌を取るつもりがないので、健太くんの言葉は、おのずと挑戦的になっていた。
- 先生のご機嫌を取るために、先生が大好きな和菓子屋の羊羹を二棹買っていくことにしよう。
- うちの猫は、ねずみや虫をとってくわえてきては、私の前に置き、えらいでしょ?とでもいう風に機嫌を取って撫でてもらおうとする。
- 私がむっとしたのが分かったのだろう、健太くんは私の機嫌を取るように明るく聞いてきた。
また、他人が喜ぶようなことを言ったり、行動をしたりすることも含まれるんだ。