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「愛して而も其悪を知り、憎みて而も其善を知る」の意味(出典)
【ことわざ】
愛して而も其悪を知り、憎みて而も其善を知る
【読み方】
あいしてしかもそのあくをしり、にくみてしかもそのぜんをしる
【意味】
愛する人の欠点を認め、憎む人の長所は長所として認めるように、愛憎のために判断を誤ることなく、善悪を冷静に見極めよということ。
「愛して而も其悪を知り、憎みて而も其善を知る」ということわざは、感情に流されずに冷静に物事を見極めることが大切だという意味があるんだ。
おお、それはな、つまり、「好きでも悪い部分を知り、嫌いでも良い部分を知る」んやな。
感情に振り回されず、客観的に物事を見ることが大切なんやね。愛や憎しみだけでなく、ちゃんと判断して行動しようや!
【出典】
「礼記」の「賢者は狎れて而も之を敬し、畏れて而も之を愛し、愛して而も其悪を知り、憎みて而も其善を知る」から。
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「愛して而も其悪を知り、憎みて而も其善を知る」の解説
カンタン!解説
「愛して而も其悪を知り、憎みて而も其善を知る」っていう言葉はね、好きな人や物の悪い点もちゃんと分かってるし、嫌いな人や物の良い点もちゃんと分かってるっていうことなんだよ。
たとえばね、好きな友達がたまに困ったことをするとしても、その困ったことをちゃんと見てるし、理解してるよ。逆に、ちょっと苦手な友達でも、その子がとっても得意なことや良いところもちゃんと分かってる。感情だけでなく、しっかりと事実を見て、冷静に考えることができるんだ。
この言葉の元になってるのは「礼記・曲礼・上」っていう古い文献なんだよ。この言葉は、好きだからって全部良いと思わないし、嫌いだからって全部悪いと思わない、っていうバランスの取れた考え方を教えてくれているんだよ。要するに、感情に流されずに、物事をしっかりと見る力が大切ってことなんだね。
「愛して而も其悪を知り、憎みて而も其善を知る」の使い方
あの人のことが嫌いなんだ。嫌いになると一挙手一投足が気に障るね。
愛して而も其悪を知り、憎みて而も其善を知るというわよ。嫌いでも長所は認めてあげるべきよ。
そんなに心が広くないよ。
これから心が広くなるようにがんばるのよ。
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「愛して而も其悪を知り、憎みて而も其善を知る」の例文
- 愛して而も其悪を知り、憎みて而も其善を知るという、社会に出たらそういう人間になれ。
- 愛して而も其悪を知り、憎みて而も其善を知るというような、大人な心を持った上司だと良い。
- 愛して而も其悪を知り、憎みて而も其善を知るというが、恋するともこちゃんには、彼の悪いところが目に入らないようだ。
- 愛して而も其悪を知り、憎みて而も其善を知るというように、常に冷静でありたい。
- 愛して而も其悪を知り、憎みて而も其善を知るといわれるが、夢中になった相手は白馬の王子様に見えてしまうものだ。