【ことわざ】
昨日は人の身、今日は我が身
「昨日は人の上、今日は我が上」と表すこともあります。また、このことわざは基本的には戒めの意味で使う事が多いですので、「悪い事や災難」に対して表現されがちです。
【読み方】
きのうはひとのみ、きょうはわがみ
【意味】
運命の変転の予測しがたいことのたとえ。明日は我が身。
【語源・由来】
他の人に起こった不幸な出来事が、いつ自分にもふりかかってくるかもわからないことから。
【類義語】
・浮世は回り持ち
・今日は人の上、明日は我が身の上
・人の上に吹く風は我が身に当たる
・人の事は我の事
【英語訳】
・Today you, tomorrow me.
・What chances to one man may happen to all.
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「昨日は人の身、今日は我が身」の使い方
ねえ、聞いてよ。昨日の夕方頃、のんびり音楽を聴きながら散歩していたら、道路の側溝に落ちてしまったんだ。
それは災難だったわね。どこかぶつけたり、ケガをしていないかしら?
心配ありがとう。幸い、かすり傷程度で済んだよ。薄暗い時間帯は、油断していると危ないね。
そうね、私も昨日は人の身、今日は我が身と思って、気をつけるようにするわ。
「昨日は人の身、今日は我が身」の例文
- 彼は帰宅中に交通事故に遭い、大けがをしてしまったらしい。昨日は人の身、今日は我が身なので、自分も気をつけよう。
- 彼女の失敗を君は笑うけれども、昨日は人の身、今日は我が身だと思って危機感を持っていた方が良いと思うよ。
- まさか自分もインフルエンザにかかってしまうだなんて、昨日は人の身、今日は我が身を思い知らされたよ。
- 几帳面な彼女の家に空き巣が入ったらしい。戸締まりをしっかりしても泥棒に入られてしまうなら、昨日は人の身、今日は我が身かもしれないな。