「聞くは気の毒、見るは目の毒」の意味(類義語)
【ことわざ】
聞くは気の毒、見るは目の毒
聞けば気の毒、見れば目の毒」ともいう。
【読み方】きくはきのどく、みるはめのどく
【意味】
知らずにいれば済んだことをなまじ見聞きしたばかりに迷いを生じるということ。
「聞くは気の毒、見るは目の毒」という言葉は、知らない方がよいことを、うっかり見たり聞いたりすることで、それが気になったり欲しくなったりして、悩みや迷いの原因になるという意味だよ。
ああ、なるほどな。つまり、知らん方がええことを知ってしまったら、それが気になったり、ほしくなったりして、頭がグチャグチャになっちゃうってことやね。
なんでも知りたがる気持ちはわかるけど、時々は知らない方が良いこともあるんやな。無駄な欲望や悩みを避けるためには、要らん情報はシャットアウトするのも大事やな。
【類義語】
・聞けば聞き腹
【スポンサーリンク】
「聞くは気の毒、見るは目の毒」の解説
カンタン!解説
「聞くは気の毒、見るは目の毒」という言葉は、実は知らなくても平気なことを、たまたま知ったり見たりすると、それが気になっちゃったり、欲しくなっちゃったりして、困ったことになるっていう意味なんだよ。
たとえばね、友達がすごく楽しそうに新しいゲームをしてるのを見たり、その話を聞いたら、それがすごく気になって自分も欲しくなっちゃうこと、あるよね? でも、もともとそのゲームのことを知らなかったら、欲しいと思うこともなかったはず。
この言葉は、そういう「知らなければ欲しくもなかったのに、知ってしまったから困っちゃう」みたいな状態を表してるんだよ。つまり、無知の方が時々楽ってことだね。
「聞くは気の毒、見るは目の毒」の使い方
健太くん。あのね。あっ。いいわ。
気になるじゃないか。そこまで言うなら最後まで言ってよ。
聞くは気の毒、見るは目の毒というわよ。それでも聞きたい?
そう思うなら気になるような話し方をしないでよ。
【スポンサーリンク】
「聞くは気の毒、見るは目の毒」の例文
- 不採用だった理由を聞いて聞くは気の毒、見るは目の毒だと思ったが、次の採用に活かす。
- 聞くは気の毒、見るは目の毒と分かっていながら知りたくなってしまうのが人間の性だ。
- 世の中には聞くは気の毒、見るは目の毒で、知らない方が良かったと思うことがたくさんある。
- 聞くは気の毒、見るは目の毒というが、知ったが最後悩み苦しむ日々が始まる。
- 来週の日曜日にアイドルの握手会があるなんて知らなければ良かった。聞くは気の毒、見るは目の毒とは本当だ。その日は大事な模擬試験がある。