「笈を負う」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
笈を負う
【読み方】
きゅうをおう
【意味】
勉学のために故郷を出て遠い土地に行くこと。遊学すること。また、読書量が多いことをいう。
「笈」は、背に負うように作った本箱。
「笈を負う」という言葉は、昔の学問の旅の様子を指していて、それは勉学や学びのために自分の故郷を後にして旅立つことを意味しているんだ。
ええっと、それはつまり、学ぶ気持ちが強くて、家を離れてまで勉強に行くようなことやな。
昔の人はほんまに学びたい気持ちが強かったんやろな。背中に荷物を背負って、遠くの地で知識を求めるって、なんかロマンチックやね。
【語源・由来】
本を入れた箱を背負う意から。
【出典】
「抱朴子」
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「笈を負う」の解説
カンタン!解説
「笈を負う」っていう言葉は、学びたいことがあって、自分の住んでいる場所を離れて、遠くへ行くことを言うんだよ。
昔の日本では、学ぶためには、遠くの都市や寺などに行って勉強することがよくあったんだ。そのとき、学び物や必要なものを入れて背負う小さなかばんを「笈」と言っていて、それを背負って旅に出ることから、この言葉が生まれたんだ。
だから、今でも「笈を負う」と言うと、学びたいことのために、遠くへ行くことを意味しているんだよ。
「笈を負う」の使い方
僕は4月から留学することにしたよ。
笈を負うのは良いことね。
若い時の苦労は買ってでもせよっていうから頑張ってみることにした。
きっと大きく成長することができるわよ。
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「笈を負う」の例文
- 彼は忙しい合間に本を読み笈を負う。
- 笈を負うために語学の勉強をする。
- 日本を離れ笈を負っていた健太くんが、ホームシックで帰ってきた。
- 津田梅子は6歳で笈を負った。
- 笈を負う彼の家には書庫がある。
「笈を負う」の文学作品などの用例
三津ヶ浜というのは松山藩時代の唯一の乗船場で、私達が初めて笈を負うて京都に遊学した頃はまだ此三津ヶ浜から乗船したものであった。(高浜虚子の漱石氏と私より)