「味を占める」の意味
【慣用句】
味を占める
【読み方】
あじをしめる
【意味】
一度経験した利益に味を覚えて、またそれを望む。
「味を占める」という表現は、一度成功した体験や好結果を得たことから、その良さや満足感を理解し、次にも同じような結果を期待するという意味があるんだよ。
つまり、「味を占める」っていうのは、一度うまくいったことの気持ちよさを知ってしまって、もっともっとその感じを求めるようになるんやな。
成功の味をしめちゃったら、また同じ結果を得たいって思うようになるわけや。うまくいくとそういう風になるのは人間やな。
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「味を占める」の解説
カンタン!解説
「味を占める」っていう表現は、一度何かの良さや面白さを経験したり、その気持ち良さを知ったりした後、もっとそれを続けたいと思う感じを指すんだよ。
たとえば、ゲームで一度勝ったら、その感動や喜びが忘れられず、また勝ちたいと思うようになるよね。それがまさに「味を占める」っていうことなんだ。
「味」という言葉には、「そのものが持っている特性や良さ」や、「何かを体験した後に残る感じや印象」なんていう意味があって、「占める」には、「何かを自分のものにする」や、「体験して良さを知り、またそれを続けたいと思う」という意味があるんだ。
だから、「味を占める」は、「一度何かの良さを体験したら、その良さが忘れられず、また同じ経験をしたくなる」という意味になるんだね。
「味を占める」の使い方
最近おじいちゃんの畑にたぬきがでるらしいの。せっかく実ったさつまいが荒らされてしまっておじいちゃんがかわいそうだったわ。
それはかわいそうだね。味を占めて何度も畑に来るようになってしまうよ!罠をしかけないといけないね。
うん…。去年は味を占めたイノシシが出没してご近所さんと協力して捕獲した覚えがあるわ。
それくらい山にエサがなくなっているのかもしれないね。ちょっと動物たちもかわいそうかもしれないね。
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「味を占める」の例文
- 窃盗事件は一度成功すると味を占めて再犯する可能性がとても高い。
- 競馬の思わぬ勝ちに味を占めた彼は、足繁く競馬場に通い始めた。
- こちらが低姿勢に出たことに味を占めたのか、次々と要求を突き付けてくるようになった。
- 代役で出た舞台が大成功に終わったことに味を占めると、彼女は本格的に演技の勉強をはじめた。
- 今夜も味を占めた野生動物が畑にでてくるに違いない。