「嘴を入れる」の意味(類義語)
【慣用句】
嘴を入れる
【読み方】
くちばしをいれる
【意味】
人のおこないや話に口出しする。出しゃばって言葉をさしはさむ。
だから、「嘴を入れる」っていう言葉は、ちょっとネガティブなイメージを持つことが多いんやな。
必要ない意見を言ったり、余計なことを言ったりする人に対して使われることが多いんやな。
【類義語】
・嘴を挟む
・口を挟む
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「嘴を入れる」の解説
カンタン!解説
「嘴を入れる」っていう表現はね、誰かが話してるところに自分の意見を出す、つまり「口を出す」ことを指すんだよ。「嘴」は鳥のくちばしを指す言葉で、人が話に口を出す様子を、鳥がくちばしを使って何かに干渉する様子に例えたのがこの表現の語源なんだ。
たとえば、お友達がゲームをしているときに、いきなり「そこはこうした方がいいよ!」とアドバイスをしたり、大人たちが話をしている中に突然自分の意見を言ったりすると、「嘴を入れるな」と言われることがあるよね。
でも、この表現、ちょっとネガティブな意味合いが強いんだ。「必要ないアドバイスをするな」、「おせっかいはいらない」、「自分の意見は必要ないから黙っていて」みたいな感じで使われることが多いからさ。だから、言葉遣いとしては、ちょっと注意が必要な表現なんだよね。
「嘴を入れる」の使い方
今日は、大変な目にあったんだよ。
何をしでかしたの?
毎回、僕が原因であるみたいに言わないでよ・・・。あのね、友人二人が口喧嘩をしていたから嘴を入れたんだ。そうしたら二人に、しかも同時に「うるさい、関係ないやつは黙ってろ」っていわれたんだ。とても怖かったよ。
喧嘩に嘴を入れるときは、タイミングをはからないといけないから難しいわね。大変だったわね。
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「嘴を入れる」の例文
- 彼は「お前が、もう一度でも余計な嘴を入れたら許さないぞ」と怒っていた。
- 彼女は暇だと、周りのことに嘴を入れはじめるので、忙しくさせておいた方がいい。
- 他人のことには嘴を入れないようにしっかり注意をしておいた。
- これはぼくの家族の問題だから、赤の他人の君は嘴を入れないでください。
- 「まったく、その通りだよ」と、全然知らない人が僕たちの会話に嘴を入れてきた。
- 議論がまとまにそうにないので、遠慮がちに嘴を入れた。
「嘴を入れる」の文学作品などの用例
だから画の事に関して嘴を容れる権利は無論ないのですが、門外漢の云う事も時には御参考になるだろうし、こうして諸君に御目にかかる機会も滅多にありませず、かつ文芸全体に通じての議論ですから、大胆なところを述べてしまいます。(夏目漱石の文芸の哲学的基礎より)
それは、つまり「子供の意見はいらないから黙っていて」っていう意味になるんだ。