「木で鼻を括る」の意味
【慣用句】
木で鼻を括る
【読み方】
きではなをくくる
【意味】
無愛想にもてなすことのたとえ。「木で鼻こくる」とも、
「木で鼻を括る」という表現は、非常に冷たい態度や無関心な態度を示すことを意味するんだよ。
つまり、「木で鼻を括る」っていうのは、めちゃくちゃ冷たくて、なんにも感じてへんみたいな態度を取ることを言うんやな。
これは、人に対して優しくないな、あんまりこんな態度はとらへん方がええねんな。
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「木で鼻を括る」の解説
カンタン!解説
「木で鼻を括る」っていう言葉は、冷たくて、ちょっと厳しい態度を取ることを表しているんだよ。
この言葉の起源は、本来「木で鼻をこくる」だったものが時間とともに変わって「くくる」になり、「括る」っていう漢字が使われるようになったんだよ。
ここでの「こくる」っていうのは、「こする」っていう意味があるんだ。「木で鼻をかむ(こする)」っていうのは、昔、柔らかいティッシュがない時代にやっていたことで、そんなに心地よいものじゃなかったんだよね。だから、その時の不愉快な感じを表現するために、「木で鼻をこくる」って言うようになったんだ。
だから、「木で鼻を括る」っていうのは、ちょっと厳しい、冷たい態度をとることを意味しているんだよ。例えば、友達に何かを頼まれた時に、「うーん、そうだね、今ちょっと忙しいから、また後で頼んでくれる?」って言うときに、それは「木で鼻を括る」っていう表現が当てはまるかもしれないね。
「木で鼻を括る」の使い方
ともこちゃん、今朝は何で木で鼻を括るような挨拶だったんだい?
今日は、健太くんとお話をしたくないからですよ。
ええと。あれかな?これで怒っているのかな?どれかな?
昨日、私が机の上に置いてあったお弁当食べたでしょう?目撃証言がたくさんあるんだから。昨日は、お腹がすきすぎて倒れそうだったんだから。今日一日、健太くんとお話しません。
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「木で鼻を括る」の例文
- 彼に質問したら、木で鼻を括るような返事が即座に返ってきた。
- おはようと言ったら木で鼻を括るような挨拶が帰ってきた。
- 「何卒、わが社と契約を」と頼みに行ったが、応対してくれた社員は木で鼻を括るような態度だった。
- 社長に対しても木で鼻を括るような態度をとるので、彼は変わり者だ。
- 話しかけてほしくないらしく木で鼻を括るような返事だった。
「木で鼻を括る」の文学作品などの用例
巷では、行逢う人から、木で鼻を括るような扱いを受けた。殺気立った中に、何ともいえぬ間の抜けたものも感じられる、奇怪な世界であった。(原民喜の壊滅の序曲より)