【慣用句】
花を持たせる
【読み方】
はなをもたせる
【意味】
相手を喜ばせるために、勝利や名誉・功績などを譲り、相手を立てること。
「花」とは手柄のこと。自分の手柄を、ほかの人の手柄としてその人を立てること。
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「花を持たせる」の使い方
ともこちゃん、おめでとう!作文コンクールで金賞もらったんだってね。すごいね。僕、尊敬しちゃうよ。
私のほかにも優秀な作品があったと思うけど、きっと審査した先生が私に花を持たせてくださったのよ。
そうなんだ。もしかしたら、本当は僕の書いた作文の方が良かったけど、やはり花を持たせるなら僕のような男子ではなく、女子ということだね。
健太君が作文コンクールで金賞?いくら花を持たせてもらってもそれはないと思うけど。
「花を持たせる」の例文
- 皆の前で歌った時、ちょっとミスをしてしまったけれど、拍手喝采して花を持たせてくれた。
- せめて花を持たせることができるくらいの演技をしてほしいものだ。
- 本当は自分の方が上手にできていたのだが、今後のことを考えて彼に花を持たせてあげた。
- 自分が優勝できたのは自分の実力ではなく、相手に花を持たせてもらったのだと謙虚に考えた方がいい。
- どこまでも競い合っているより、どこかで相手に花を持たせるだけの余裕を持つべきかもしれない。
【注意!】間違った例文
❌「転校する健太くんに、クラスみんなで作ったメッセージボードをプレゼントして、健太くんに花を持たせた。」
この使い方は間違い。「花を持たせる」は、物をあげることではないので注意。