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【騏驎も老いては駑馬に劣る】の意味と使い方や例文(出典・類義語・対義語・英語訳)

騏驎も老いては駑馬に劣る

「騏驎も老いては駑馬に劣る」の意味(出典・類義語・対義語・英語訳)

意味
【ことわざ】

騏驎も老いては駑馬に劣る

【読み方】

きりんもおいてはどばにおとる

【意味】

どんなに優れた人でも、年をとってしまうと働きがにぶくなり、ふつうの人にも及ばなくなるというたとえ。

ことわざ博士
「騏驎も老いては駑馬に劣る」という言葉は、どれだけ優れた馬であっても年を取ると普通の馬にも劣るようになる、という意味だよ。

このことから、優れた人でも年を取ると、一般の人と同じくらいの能力になることがあるということを教えているんだ。

助手ねこ
あー、つまり、どんなにすごい人でも、歳を取ればちょっとペースダウンすることもあるんやな。

年を取るのは仕方ないし、若い頃の勢いがそのまま続くわけちゃうってことやろ。みんな時間との戦いやな。

【出典】

戦国策・斉』から。「騏驎の衰うるや、駑馬之に先だつ」。

【類義語】
・老いては子に従え
・昔千里も今一里
・昔の剣今の菜刀

【対義語】
・老いたる馬は道を忘れず
・亀の甲より年の功
・腐っても鯛
・昔取った杵柄
・老馬の智

【英語訳】
・Even hares pull a lion by the bread when he is dead.

古く中国では「騏驎」と「麒麟」を「平和の象徴」として同じものとみなすこともありました。また一説では「騏驎」という字の由来は、「麒麟」のように足の速い馬の意からきているともされています。ですが「麒麟も老いては駑馬に劣る」と表記する人は単に文字を見間違っている可能性が大きいですし、「騏驎」を名馬という意味で捉えるのであれば、一日に千里走るという想像上の生き物「麒麟」と書くのは誤りとされる場合がありますが、諸説あるため注意が必要です。
また、「騏驎」は「きき」と読むこともありますので注意が必要です。「老いては騏驎も駑馬に劣る」と表すこともあります。
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「騏驎も老いては駑馬に劣る」の解説

カンタン!解説
解説

「騏驎も老いては駑馬に劣る」っていう言葉は、どんなにすごいと思われる馬でも、歳を取ると、そんなに特別じゃない普通の馬にも負けちゃうことがあるってことなんだよ。人に置き換えると、すごくすごい人でも、歳を取ると、若い頃のような元気や力は少し落ちて、普通の人と同じようになっちゃうことを意味してるんだ。

つまりね、年を取ると、誰でも少しは力が落ちるものだってことを教えてくれる言葉なんだよ。でもね、歳を取ったからといってくじけないで、自分の経験や知識を活かすことも大切だよね。

「騏驎も老いては駑馬に劣る」の使い方

健太
校長先生は昔、柔道部の全国大会に出場するくらいの凄腕だったようだよ。
ともこ
そうなんだ。でも最近はぎっくり腰に悩まされているようだよ。
健太
もう彼も引退して数十年だもんね。まさに騏驎も老いては駑馬に劣るといったところだね。
ともこ
悲しいけど、そうね。彼の息子さんはしっかりと柔道のセンスを受け継いでいるみたいだけど。
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「騏驎も老いては駑馬に劣る」の例文

例文
  1. 騏驎も老いては駑馬に劣るで、引退してから彼は現役時代の姿を見る影も無い。
  2. 騏驎も老いては駑馬に劣るというのだから、いつまでも天狗でいられない。
  3. いつかは後輩に席を譲るつもりだよ。自分で言うのもなんだが、騏驎も老いては駑馬に劣るというからね。




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