「大船に乗る」の意味(語源由来・類義語)
【慣用句】
大船に乗る
「大船に乗ったよう」ともいう。
【読み方】
おおぶねにのる
【意味】
心配ごとがあっても、相手を信用して、安心すること。
安心して頼れるものにすべてを任せることのたとえ。
「大船に乗る」という表現は、信頼できる人に任せて、全く心配せずに安心している状態を表す言葉だよ。
つまり、「信頼できる人にお任せして、自分は安心してる」ってことやな。大きな船に乗ったら、どんな波が来ても安全やろって思うやんな。
それと同じで、任せてる人が信頼できると、何も心配せんで済むわけや。これは、信頼関係の大切さを教えてくれることわざやな。
【語源由来】
大きな船は転覆する心配がないことから。
【類義語】
・親船に乗った気
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「大船に乗る」の解説
カンタン!解説
「大船に乗る」っていう表現は、自分の問題や仕事を頼りがいのある人に任せて、ほっと安心することを表しているんだよ。
例えばね、難しい宿題が出て困っている時に、先生や上手なお兄ちゃんお姉ちゃんに助けてもらえると、安心して任せることができるよね。それがまさに「大船に乗る」っていう感じなんだ。
「大船」はね、大きくてしっかりした船のことで、船が大きければ大きいほど、海が荒れても難破しづらいんだよ。だから、大船に乗るというのは、頼りがいのある人に任せると、自分は安心して乗り切ることができる、という意味になるんだよね。
「大船に乗る」の使い方
健太くん、大船に乗ったつもりで私に任せて。必ず100点をとることができるように指導するわ。
100点は取りたいけど、ともこちゃんの本気の指導はこわいなあ。
受験できる学校がない方がこわいでしょ?さあ、ビシバシしごくわよ。
なんだか、ともこちゃん、こわいくらいに楽しそうに張り切っているね。
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「大船に乗る」の例文
- 僕は顔が広いから、僕に寄りかかっていれば大船に乗ったようなもんだよ。
- 君が引き受けてくれるなら、大船に乗ったような気持ちでいられるよ。
- 朝一番に、先方に電話をしておくから大船に乗ったつもりで今日はぐっすり眠ったらいい。
- この塾に入ったからには、お子さんのことは安心して大船に乗っていてください。
- うちの野球チームはキャプテンがしっかりしているので、試合のときはいつも大船に乗ったような気持ちでいる。
- 土地家屋のことは、大船に乗ったつもりで任せてくれ。
「大船に乗る」の文学作品などの用例
専門家もよほどの経験をもたれないと、ああは行きますまい。自信満々というところが、実に、こっちを大船に乗った気持にさせますからなあ(岸田国士の記憶のいたづらより)