「油を売る」の意味とは?
【慣用句】
油を売る
【読み方】
あぶらをうる
【意味】
むだ話などをして、仕事を怠けること。
「油を売る」って言葉は、「むだ話をして時間をつぶす」や「仕事をサボる」って意味だよ。だから、ある人が「油を売ってる」って言われたら、その人がちょっとだらしなくて、大事な仕事を放っておいて何か他のことをしているんだよ。
仕事中におしゃべりしていたり、遊んでいたりすることを指して使うんだよね。
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「油を売る」の語源由来
【語源由来】
江戸時代、髪の油を売る商人が、婦女を相手に長々と世間話をしながら、油を売っていたところから。
由来を簡単に説明!
「油を売る」っていう言葉、これはちょっとおもしろい話があるんだよ。昔、江戸時代のことだけど、髪につける油を売る商人がいたんだ。でも、その商人たちはただ油を売るだけじゃなくて、お客さんとたくさんおしゃべりをしていたんだよ。特に女性のお客さんとね。
だから、今でいう「おしゃべりしながら時間を過ごす」って感じが「油を売る」って言葉に込められてるんだ。でも、その結果、本来やるべき仕事がおろそかになることもあるから、ちょっと怠けてるって意味でも使われるんだよ。だから、誰かが「油を売ってる」って言ってたら、その人がちょっと仕事を怠けて、おしゃべりしてる可能性があるよ!
「油を売る」の使い方
ともこちゃんは、ピアノのレッスンをずる休みしたことあるの?
それは、ないわね。自分のためにならないでしょう。健太君はどうなの?
僕ね、学校の帰りに、道草して、空手の練習にわざと遅れたことがあるんだ。お母さんに、「どこで油を売ってたのさ」と叱られちゃったけど。どうも、その日は、体が重たくて、少し、ずるしたかったけど、車で送り迎えしてくれているお母さんには、心配かけたと思っているよ。
そうよね。お母さんは、健太君のために、忙しい中、車を出してくれているんだから。それは健太君、悪いわよ。
「油を売る」の例文
- 僕が油を売っているうちに、もうお昼になってしまった。
- 僕は、昼からの仕事が立て込んでいたため、昼食に出掛けた店で油を売って過ごすこともできなかった。
- 母に頼まれたおつかいの帰りに、ゲームセンターで遊んで遅くなったら、「どこで油を売っていたの!」としかられた。
- こんな所で、油を売っていないで、早く帰りなさい。
- 君は、朝から席を外して、どこで油を売っていたのか。
- 僕は、気晴らしに、隣りの部署へ油を売りに行った。
【注意!】間違った例文
❌「待ち合わせの時間まで、まだ一時間あったので、本屋さんで油を売っていた。」
この使い方は間違い。「油を売る」は、時間をつぶすという意味ではない。