「赤子の手を捻る」の意味(類義語・英語訳)
【ことわざ】
赤子の手を捻る
【読み方】
あかごのてをひねる
【意味】
①実力がちがいすぎるので、かんたんに相手を負かすことができてしまう。
②抵抗する力がない者に暴力をふるう。
何かをやるのが、ほんまに楽ちんな状況を言うときに使うんやな。
【類義語】
・赤子の腕をねじる
・大黒柱と腕押し
【英語訳】
As easy as twisting a baby’s hand
「赤子の手を捻る」の解説
「赤子の手を捻る」ということわざの「赤子」っていうのは、ものすごく小さな子供、つまり赤ちゃんのことを指してるんだ。
で、ここに出てくる「手を捻る」っていう行為は、ほんとうに赤ちゃんの手をひねることを指しているわけではないんだよ。これはあくまで比喩(ひゆ)というやつで、実際にはやっちゃいけないことだけど、それを例えに使って、何かがとても簡単にできることを説明しているんだ。
なぜ赤ちゃんの手をひねることが簡単なのかというと、それは赤ちゃんはまだ力が弱くて、大人が手をひねりたいと思えばすぐにでもできてしまうからだよ。でももちろん、本当に赤ちゃんの手をひねるなんてことは絶対にしてはいけないんだよ。
それを例えに使って、「赤子の手を捻る」という表現は、「何かがとても簡単にできる」または「自分にとっては何かがすごく簡単だ」という意味になるんだ。
たとえば、「この数学の問題、赤子の手を捻るようだよ」って言ったら、「この数学の問題は、すごく簡単だよ」という意味になるんだ。なので、「赤子の手を捻る」っていう表現は、自分にとって何かがとても簡単に感じるときに使ってみるといいよ。
「赤子の手を捻る」の使い方
「赤子の手を捻る」の例文
- 君とじゃレベルの差がありすぎて、赤子の手を捻るようなものだよ。
- 先生が折り紙を折るのがとても上手で、小学生たちが苦戦するような作品も、赤子の手を捻るぐらい簡単に作ってしまった。
- 妹が絵を描くのが得意で、小学生向けの絵画コンテストに出展したら、簡単に優勝できた。「赤子の手を捻る」ということわざのように、彼女にとっては簡単なことだった。
- 僕にとっては、赤子の手を捻るより簡単な問題だね。
- 先生が算数の問題を解くとき、とても簡単にできてしまって、まるで「赤子の手を捻る」ように感じた。
- 彼は長年の営業経験があり、新人営業マンが苦戦するような取引でも、赤子の手を捻るかのようにスムーズにクライアントとの交渉を進めることができた。
【注意!】間違った例文
❌「健太くんは、赤子の手を捻るように、なんとか今日の空手の試合で勝つことができた。相手も非常に強くて、まさに接戦の試合だった。」
それから、何かをするのがとても簡単な状況を表現するためにも使われるんだ。