「脂が乗る」の意味(語源由来)
【慣用句】
脂が乗る
【読み方】
あぶらがのる
【意味】
仕事などの調子が出て、意欲的に取り組んでいる。
「脂が乗る」という表現は、何かが上手くいって、仕事や勉強などがスムーズに進む状態を指すんだよ。
つまり「調子が良くて、仕事も勉強もうまくいく」ってことやな。
まるで、魚に脂がのって美味しくなるみたいに、自分のパフォーマンスも最高になる状態のことを言うんやな。
【語源由来】
魚などの脂肪が増して味がよくなる意味から。
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「脂が乗る」の解説
カンタン!解説
「脂が乗る」っていう表現はね、元々は「魚や鳥が旬になると、脂肪が増えて美味しくなること」を指す言葉だったんだ。
でもね、それから時間が経つと、「脂が乗る」は比喩的な意味でも使われるようになったんだよ。それは「調子が上がってきて、勉強や仕事がスムーズに進む状態」を意味するようになったんだ。
だから、今日では「脂が乗る」は、物事が上手く進んでいる状態を表す言葉として使われたり、食べ物が美味しくなることを表す言葉として使われたりするんだよ。たとえば、「最近、勉強の脂が乗ってきて、テストの点数が上がったよ」や、「このサーモン、旬だから脂が乗ってて美味しいよ」なんて使い方ができるんだ。
「脂が乗る」の使い方
健太くん。最近、空手の調子がいいんじゃない?幼稚園の頃から十年位、空手をやっているから脂が乗ってきたのかしら。
いやあ、脂が乗るなんて、僕はまだまだだよ。
そうなの?空手の道は長く険しい道のりなのね。
そうだよ。ゴールの存在しない、ながーい道なんだよ。
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「脂が乗る」の例文
- 彼は、最近お笑い芸人として脂が乗ってきたようで、話に切れがあって、調子がいい。
- 入社して五年がたち、ようやく仕事に脂が乗ってきたので毎日楽しくてしょうがない。
- F1ドライバーとして脂が乗りつつあった中での、突然の引退に、その理由を憶測するうわさが様々に流れた。
- テレビで見かけない日はないような二人の結婚は、お互いに脂が乗った頃だったこともあり、世間に衝撃を与えた。
- あれだけ苦労して、ようやく俳優として脂が乗ってきたところだったのに、こんな事件を起こすなんてもったいないことをしたものだ。