「赤子のうちは七国七里の者に似る」の意味
【ことわざ】
赤子のうちは七国七里の者に似る
【読み方】
あかごのうちはななくにななさとのものににる
【意味】
赤ん坊のうちは、まだ特徴がはっきりしておらず、どこの誰にでも似ているということ。父親似、母親似といって騒ぐ大人を皮肉る言葉。
大人たちは「あっ、この子はパパ似や」「いやいや、ママ似や」と言うけど、まだはっきりした特徴が出ていないのに大げさに騒ぐんやで。実際、赤ちゃんの時は誰に似てるかなんてわからんもんやねんからな。つまり、見た目や一部の行動だけで判断するのは早計やってことを教えてくれてるんやな。
「赤子のうちは七国七里の者に似る」の解説
「赤子のうちは七国七里の者に似る」という表現は、赤ん坊の時期はまだ個々の特徴が明確に現れていないから、他の人々と区別がつきにくいということを表しているんだ。赤ん坊はまだ成長途中であり、顔立ちや特徴がはっきりしていないため、どこの誰にでも似たような外見を持っているとされているよ。
この言葉は、個人の独自性や個性がまだ発達していない赤ん坊の姿を見て、大人たちの過度な期待や差別化の試みを皮肉る意味も含まれているんだ。例えば、赤ん坊が生まれたばかりの時に、「父親似か母親似か」と大騒ぎする人々がいるかもしれないけど、実際にはまだそのような特徴が明確に現れていないから、どちらに似ているのかは判断しづらいということを指しているよ。
「七国七里」は、あらゆる場所や地域を意味する表現です。赤子がまだどこの地域の特徴も持っていないように、赤ん坊の時期はまだ周囲の環境や文化の影響を受けず、どこにでも通じるような存在であるという意味合いが含まれているんだ。
したがって、「赤子のうちは七国七里の者に似る」は、赤ん坊の時期は個々の特徴がはっきりせず、他の人々と区別がつきにくい状態であることを揶揄しつつ、大人たちが無理に個性や差別化を求めることの無意味さを指摘する言葉となっているんだ。
「赤子のうちは七国七里の者に似る」の使い方
「赤子のうちは七国七里の者に似る」の例文
- 赤子のうちは七国七里の者に似るという。どちら似でも構わないから健康であってほしい。
- 赤子のうちは七国七里の者に似るというが、この子は朝青龍に激似だと誰もが認める。
- 赤子のうちは七国七里の者に似るというが、今は小さなおサルさんだ。
- 赤子のうちは七国七里の者に似るといわれるが、みんな自分に似たパーツを探して楽しんでいる。
- 赤子のうちは七国七里の者に似るというから今は分からないが、美人の妻に似てくれればいいと思う。