「呆気にとられる」の意味
【慣用句】
呆気にとられる
【読み方】
あっけにとられる
【意味】
思いがけないことにあって、おどろきあきれ、ぼうっとしてしまう。
急にアッパレなことが起きて、口から出る言葉もなく、ただぼんやりしてしまうときの感じやな。
「呆気にとられる」の解説
「呆気にとられる」っていう言葉は、驚きすぎて、ぼんやりと口を開けたまま何も言えなくなっちゃう状態を表しているんだよ。
その「呆気」の部分には、ぼんやりとした様子を表す「開口(あんけ)」っていう古い言葉から来ている説と、口を開けるって意味の「明(あけ)」から来ているっていう説があるんだよ。
そして、「とられる」っていう部分は、そのぼんやりとした状態になっちゃう、つまり取り憑かれちゃうって意味があるんだ。
それから、もう一つの説として、「呆気にとられる」は「悪鬼に精神を取られたようだ」っていう表現の短くしたバージョンだっていう説もあるんだよ。それは、びっくりしすぎてまるで悪鬼に心を奪われたかのような状態を表しているんだね。
「呆気にとられる」の使い方
「呆気にとられる」の例文
- 公園で弁当を食べていたら、カラスに卵焼きを持っていかれ、あまりの速さに呆気にとられた。
- 何事にもきびしい父がゴキブリが苦手なことを知り、僕は、呆気にとられた。
- となりにいた君が急にいなくなったから、呆気にとられてしまったよ。
- 外に出るとどしゃぶりの雨で思わず呆気にとられてしまった。
- 外国の人に道を聞かれ、スラスラと英語で案内している友人を見て呆気にとられた。