「足が出る」の意味とは?(類義語)
【慣用句】
足が出る
【読み方】
あしがでる
【意味】
はじめの予定よりも多くのお金がかかる。赤字になる。
「足が出る」は、計画してたお金よりももっとたくさんお金が必要になっちゃう時に使う言葉だよ。たとえば、君がおもちゃを買おうと思って、1000円持ってお店に行ったとしよう。でも、そのおもちゃが実は1500円だったら、お金が足りなくて「足が出る」んだ。
つまり、最初の予定よりもお金がたくさんかかっちゃうってこと。そして、お金が足りないから赤字になっちゃうんだよ。
【類義語】
足を出す
【スポンサーリンク】
「足が出る」の語源由来
由来を簡単に説明!
「足が出る」はいくつか語源があって、それぞれちょっと違う意味で使われているんだよ。
ひとつめの語源は、予算が足りないのに、何とか着物を作ろうとした話から来ているんだ。この話によれば、お金が足りなくて短い生地で着物を作った結果、着たときに足が見えてしまった、っていうことだよ。だから、「足が出る」って言葉は、お金が足りないで赤字になるという意味で使われることが多いんだ。
もうひとつの語源は、芝居の話から来ているんだよ。この話では、馬の足を演じていた役者が、うっかり人間の姿を見せてしまったっていうことだよ。だから、「足が出る」は、隠していたはずのものが露見する、つまり「ぼろが出る」という意味でも使われるんだ。
それぞれの語源によって、使われ方や意味合いが少し変わってくるんだね。
「足が出る」の使い方
ともこちゃん、母さんの誕生日のプレゼントは何が喜ばれるかな?
真珠のネックレスとか、ダイヤの指輪とか、百貨店のバッグとか・・・。
ともこちゃん、それらは足が出てしまうから無理だよ。僕のお小遣いで買えるものにしてほしいんだけど。
うふふ。冗談よ。お母さんは健太くんからのプレゼントなら、肩たたき券でも100点の答案でもうれしいと思うわ。
「足が出る」の例文
- 彼の贅沢ぶりを見ていると、足が出ているのだろうなと予想がついた。
- 足が出るにしても最小限にしたい。
- この計算だと、一万円では足が出てしまうよ。
- 少々、弾んでも足が出ないから安心してくれ。
- 先生へのプレゼント用に一人千円ずつ集金しても、これを買うと足が出るよ。
- 予算から足が出ないように、かつ、余らないように使ってくれと無茶なことをいってきた。