「足が付く」の意味
【慣用句】
足が付く
【読み方】
あしがつく
【意味】
身元や足取りが分かること。
「足が付く」という表現は、犯人の身元や逃亡者の行方がわかること、または犯罪事実が明らかになることを指しているんだよ。
ほんなら、「足が付く」っていうのは、「逃げてた悪い人の居場所がわかった」や「悪いことをした証拠が見つかった」っていうことを言うんやな。
犯罪を隠しても、ちゃんとバレるときはバレるってことやね。
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「足が付く」の解説
カンタン!解説
「足が付く」っていう言葉の由来は、本当に「足跡が付くこと」から来ているんだよ。昔は今みたいに道路がキレイに舗装されていなくて、砂や土の上を歩いたら、自分の足跡がしっかりと残っちゃうんだ。
だからね、もし誰かが何か悪いことをしたら、その足跡が犯行の証拠になっちゃうんだよ。足跡を追えば、犯人の逃げた場所がわかるし、足跡の大きさや形から、その人が男性なのか女性なのか、また、何の仕事をしているのかまで推測できちゃうんだ。
このような足跡によって、犯人の行方や犯行の手口がはっきりすることを、「足跡が付く」、それが短くなって「足が付く」って言うようになったんだよ。今では、「証拠が残る」や「犯人が特定できる」っていう意味で使われているね。
「足が付く」の使い方
昨日の刑事ドラマの解決編をみた?私は、宿題に熱中していて、見るのを忘れてしまったのよ。
うん。見たよ。犯人が、ポケットからハンカチを落として、そこから足が付いたんだけど、何と犯人は・・・。
ああー。やめてー。犯人は言わないで―。
ああ。ごめん。じゃあ、見逃し配信を楽しみにしていてよ。
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「足が付く」の例文
- 捜査が難航していて暗礁に乗り上げるかと思われていた事件だったが、意外なところから足が付いて、犯人が捕まったそうだ。
- 車の塗料から僕を引き逃げした犯人の足が付いたということだった。
- 彼は被害者のことを知らないと言っていたが、彼の指紋が被害者の家のコップから検出され、そこから足が付いたという事だった。
- ATMの防犯カメラに映っていた画像から、振り込め詐欺の犯人の足が付いたが、主犯格は捕まえられなかったので、戦いはまだ続く。
- 近所への聞き込みで、その犯行のあった夜に、ここに怪しい車が停まっていたという事が分かり、結果、その車で犯人の足が付いた。