【ことわざ】
足下から鳥が立つ
「足元から鳥が立つ」とも書く。
【読み方】
あしもとからとりがたつ
【意味】
身近な所で思いがけないことが起こるたとえ。また、急に思いついたようにものごとを始めるようすにも使う。
【語源・由来】
草むらを歩いているとき足元から急に鳥が飛び立つということから。
「上方(京都)いろはかるた」のひとつ。「いろはかるた」とは、いろは47文字に「京」の文字を加えた48文字で作られたかるたのこと。
地方により異なる。
上方(京都)のほかに、江戸、大阪、尾張などがある。
江戸時代には「足下から鳥が立つ」は常用されていた。
絵柄は、足下から鳥が飛び立つ様子を描かれたものが多い。中には足と鳥だけが描かれているものもある。
【類義語】
・足元から竜が上がる(あしもとからりゅうがあがる)
・寝耳に水(ねみみにみず)
・青天の霹靂(せいてんのへきれき)
【英語訳】
Many things happen unlooked for.
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「足下から鳥が立つ」の使い方

昨日友達と遊んでいたら、友達が急に帰っちゃったんだ。

あらどうして?ケンカでもしたの?

違うよ。急になにか思いついたといって、あっという間に走っていってしまったんだ。

足下から鳥が立つようだったのね。
「足下から鳥が立つ」の例文
- 息子は何を考えているのかわからないけれど、足下から鳥が立つように、仕事を辞めて海外へ行ってしまった。
- うちの嫁は足下から鳥が立つように、家事の仕事の会社を始めたようで驚いた。
- 足下から鳥が立つというけれど、こんなことが起こるなんて想像もしていなかった。
- 二人で暮らす家を建てたけれど、足下から鳥が立つように彼女は海外に転勤が決まってしまった。
- 足下から鳥が立つように、定年を迎えた父は陶芸を始めると言って山奥に引っ越しをした。
まとめ
身近に思いもよらないことが起こることも、急に物事を始めることも、どちらも驚いてしまうのではないでしょうか。
しかし、急なことにでもしっかりと対処できるようになりたいものですね。