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【朝の果物は金】の意味と使い方や例文!語源由来は?(類義語・対義語・英語)

【ことわざ】
朝の果物は金

【読み方】
あさのくだものはきん

【意味】
朝に食べる果物は、体の目覚めを助け、健康によいということ。朝食に果物を取り入れる価値の高さをいう。

ことわざ博士
朝の果物は金は、朝の果物を「金」にたとえて、そのよさを強調する言葉なんだよ。
助手ねこ
朝食で果物を食べる習慣をすすめる場面で用いるニャン。

【英語】
・Fruit is gold in the morning, silver at noon, and lead at night.(果物は朝が最もよく、昼はその次、夜は重いものになるということ)

【類義語】
・朝のりんごは金(あさのりんごはきん)

【対義語】
・夜の果物は鉛(よるのくだものはなまり)

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「朝の果物は金」の語源・由来

ことわざを深掘り

「朝の果物は金」は、果物そのものが金になるという意味ではありません。金は、たいへん価値の高いものを表すたとえで、朝に食べる果物をそれほどよいものとしてほめる言い方です。

このことわざは、日本の古典の一場面から生まれたものというより、欧米で広く伝わった「朝は金、昼は銀、夜は鉛」という形のことわざとつながっています。もとの形では、食べる時刻によって果物の価値が下がっていくように表しています。

古い英語のことわざ集には、『Gnomologia: Adagies and Proverbs; Wise Sentences and Witty Sayings, Ancient and Modern, Foreign and British』(1732年、Thomas Fuller編)があります。この本には、果物は朝には金、昼には銀、夜には鉛であるという趣旨のことわざが収められており、十八世紀の英語圏で知られていた表現であることが分かります。

この古い形では、「金」「銀」「鉛」が順に並びます。金はもっとも価値のあるもの、銀はそれに次ぐもの、鉛は重くて価値の低いものとして使われ、朝に食べる果物がいちばんよいという考えを、物の価値の違いで分かりやすく示しています。

十九世紀には、食事作法や家庭生活を説く本にもこの言い方が出てきます。『Our Deportment』(1879年・1881年版、John H. Young編)では、朝食の食卓について述べる中で、朝食には果物を豊かに出すのがよいとし、その理由を支える古い言い方として、果物は朝に金、昼に銀、夜に鉛であるということわざを挙げています。

ここで大切なのは、このことわざが、ただ食べ物の名を並べたしゃれではなく、朝食のあり方と結びついていたことです。朝の食事に果物を加えることをよい習慣と考え、その価値を「金」という強い比喩で表したのです。

文学作品の中にも、この言い方は現れます。アメリカの作家Bret Harteの『The Argonauts of North Liberty』(十九世紀後半、Bret Harte著)では、夕食の場面で果物を食べる人物に対し、果物は朝に金、昼に銀、夜に鉛であるということわざが持ち出されています。

この用例からは、この言い方が単なる料理書の知識ではなく、会話の中でも使える日常的なことわざとして受け止められていたことが分かります。食べる時刻と体への受け止め方を結びつける、生活上の知恵として働いていたのです。

さらに、Philip E. Muskettの『The Art of Living in Australia』(1893年、Philip E. Muskett著)でも、果物を朝食に取り入れることのよさを述べる中で、このことわざが紹介されています。同書では、果物は食事、とくに朝食にもっと用いられるべきものとして扱われています。

このように、十八世紀のことわざ集、十九世紀の家庭作法書、文学作品、食生活を説く文章の中で、同じ趣旨の表現がくり返し使われてきました。その流れの中で、日本語では長い形のうち、もっとも印象的な前半だけを取り出して「朝の果物は金」と言う形が定着したと考えられます。

「朝のりんごは金」という形も、同じ考え方から生まれた近い言い方です。果物全体を指す場合は「朝の果物は金」、りんごにしぼって言う場合は「朝のりんごは金」となり、どちらも朝に食べる果物の価値を強調する表現です。

ただし、「夜は鉛」という続きは、現代の医学的な決まりとして読むよりも、昔の生活感覚に基づく比喩として受け取るのが自然です。ことわざは、朝の果物をすすめる考えを、金・銀・鉛という分かりやすい対比で覚えやすくしたものなのです。

現在の「朝の果物は金」は、朝食に果物を添えることのよさを、短く上品に伝えることわざとして使われます。朝の体を目覚めさせ、一日の始まりを整えるものとして、果物を大切にする生活の知恵が、この一言にこめられています。

「朝の果物は金」の使い方

健太
今朝はパンだけで学校に来たら、二時間目にはおなかがすいて力が出なかったよ。
ともこ
わたしは朝ごはんにみかんを食べてきたよ。水分もあって、目が覚める感じがするんだ。
健太
お母さんが、朝の果物は金だから、バナナを一本食べていきなさいって言っていたのに、急いでいて残してきちゃった!
ともこ
明日は少し早く起きて食べてくるといいね。朝の果物は、一日の始まりを助けてくれるんだよ。
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「朝の果物は金」の例文

例文
  • 朝食にりんごを添えると体が目覚めやすく、まさに朝の果物は金だ。
  • 祖母は毎朝みかんを一つ食べ、朝の果物は金だと言って一日を始める。
  • 遠足の日は早起きしてバナナを食べ、朝の果物は金という言葉を思い出した。
  • 忙しい朝でも果物を少し食べる習慣は、朝の果物は金ということわざにかなっている。
  • 会議が続く日の朝に梨を食べて出かけ、朝の果物は金だと感じた。
  • 家族の朝食に季節の果物を出すのは、朝の果物は金という考えを大切にしているからだ。




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