「熱火、子に払う」の意味(類義語)

熱火、子に払う
【読み方】
あつび、こにはらう
【意味】
自分の身に飛んできた火の粉を我が子の方に払い除けて熱から逃れる意から、危急の際、極端な利己心があらわれるものだということ。


自分自身の生き延びるために、大切なものまで犠牲にしてしまうことがある。それはあまり美しい光景とは言えへんけど、人間の本質を見せてるような言葉やな。
【類義語】
・熱火、子にかく
・跳ね火、子に払う
「熱火、子に払う」の解説
「熱火、子に払う」っていうことわざはね、火が自分に迫ってきた時に、愛する子供の方にでも火を押し付けてしまう、という人間の自己中心的な行動を表しているんだよ。
つまり、自分が危険な状況にあるときに、自分を守るために他人を危険にさらしてしまうという人間の欲望や利己的な面を描いているんだよ。
例えば、自分が困っている時に、自分の安全を確保するために他の人を困らせてしまうような行動をしたら、それは「熱火、子に払う」っていう状況になるんだ。
だから、「熱火、子に払う」っていうことわざは、人間の自己保身のための行動がどれほど醜いかを示しているんだよ。自分を守るために他人を犠牲にするような行動は、結局は自分自身を傷つけることになるんだね。
「熱火、子に払う」の使い方




「熱火、子に払う」の例文
- 仲良さげな親子がたくさんいるが、いざとなると熱火、子に払うとなるんだろうか。
- 「火事だ。逃げろ」という声が聞こえた途端、母は私の手を振り払い、熱火、子に払う如く逃げていった。
- 熱火、子に払う人が多い中、父は、最後まで住民に避難を呼びかけて回り津波にのまれた。
- 人間なんて所詮利己心の塊、熱火、子に払うというように、子供よりも自分をとる。
- 彼はその時、熱火、子に払うのように醜い行動をとった。























