「合わせる顔がない」の意味
【慣用句】
合わせる顔がない
【読み方】
あわせるかおがない
【意味】
面目なくて、その人に会いに行けない。その人の前に出られない。
「合わせる顔がない」という表現は、何かしらの理由で自分が恥ずかしくて、特定の人と会うことができない、またはその人の前に立つことができないという状況を指すんだよ。
つまり、「顔を見せるのが恥ずかしい」ってことやな。
何かしらの失敗やミスをしたから、その人に対面するのが辛くて、顔を見せられへんって感じやな。
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「合わせる顔がない」の解説
カンタン!解説
「合わせる顔がない」っていう表現の由来は、自分が何か申し訳ないことをしたときに、「どんな顔をして、その人と会えばいいのかわからない」という意味なんだよ。
たとえば、友達の大切なものを壊しちゃったとか、約束を破っちゃったとか、そういうときに感じるよね。そんなときには、その友達にどんな顔を見せたらいいのか、どんな顔をして謝ったらいいのか、わからなくなるよね。それが「合わせる顔がない」っていう表現の由来なんだよ。
また、その表現は「自分がその人に会ったとき、どんな反応をされるのかを想像するのが怖い」という意味も含んでいるんだ。「合わせる顔がない」って言うときは、自分がしたことで相手が怒っていたり、悲しんでいたりするかもしれない、だからその反応を見るのが怖い、っていう気持ちもあるんだよ。
「合わせる顔がない」の使い方
うわー。ともこちゃん。
なんで、そんなに驚いているの?
テストの前に、あれだけ熱心にともこちゃんに勉強を教えてもらったのに、赤点ぎりぎりだったから合わせる顔がないと思って、ともこちゃんに会わないようにしていたものだから。
赤点が無かったのね?それは進歩したじゃない。このまま、勉強を頑張りましょうよ。
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「合わせる顔がない」の例文
- 僕に契約を断られたら、部長に合わせる顔がないのだろう、彼はいつもよりとても低姿勢でやってきた。
- 受験して落ちたのなら、まだ、両親にいいわけが出来るが、寝過ごして、受験ができなかったというのでは、合わせる顔がない。
- 学生時代に熱く夢を語り合った、あの思いはどこに行ってしまったのか、あの頃の友人に合わせる顔がない。
- お嬢様は、いらっしゃることにはいらっしゃるんですが、合わせる顔がないということで、お部屋からお出になりません。
- 自分のミスのせいで試合に負けたので、チームのみんなに合わせる顔がなく、部室に戻ることができなかった。