「合点がいかない」の意味(語源由来)
【慣用句】
合点がいかない
【読み方】
がてんがいかない
【意味】
納得がいかない。承知することができない。
「合点がいかない」という表現は、何かが理解できなかったり、納得できなかったりする状態を表すんだよ。
つまり、「理解できない」や「納得できへん」ってことやな。
なんか、頭の中で「これはおかしい!」って思ったときとか、「なんでやねん!」って思うときに使うんやな。
【語源由来】
「合点」はうなずくこと。
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「合点がいかない」の解説
カンタン!解説
「合点がいかない」っていう言葉は、どうしても納得できない、または、理解できないっていう時に使うんだよ。
この「合点」って言葉は、昔、和歌や俳句などの詩を作るとき、その詩がすごく良く出来ていると思ったら、それに印をつけて評価したんだよ。その印を「合点」と言ったんだ。だから、もし「合点がいく」って言うと、それは「納得できる」や「理解できる」という意味になるんだ。
だから、「合点がいかない」っていうのはその逆で、どんなに説明されても納得できない、理解できないって意味なんだよ。例えば、友達が何か複雑なゲームのルールを説明してくれても、全くわからないときには、「合点がいかない」って言うんだよね。
それから、昔の人は回覧文書というものを見た時に、自分がその内容に同意するときに、自分の名前の上に印をつけていたんだ。「合点」と同じように印をつけることから、「承知」や「同意」の意味でも使われるようになったんだよ。
だから、「合点がいかない」は、どんなに説明されても自分が納得できない、同意できないという意味になるんだよ。それが「合点がいかない」っていう言葉の意味なんだよね。
「合点がいかない」の使い方
ともこちゃん。なんでそんなに機嫌が悪いの?
いいえ。何でもないわ。
僕が、何か気に障ることを言ったかい?合点がいかないんだけど。
だから、何でもないの。健太くんには関係ないのよ。歯が痛くて、怒ったような顔になっているだけよ。
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「合点がいかない」の例文
- 父から詳しい話を聞いても、母は、合点がいかないようだった。
- 政治家の「記憶にございません。」という言い訳には、合点がいかないことが多すぎる。
- ひと通り、聞くべきことは聞いたように思えたが、事態を理解しえたようでもあり、またどこか合点がいかないような気持ちが私にはしていた。
- 彼女の思いを彼に告げると、彼は合点がいかないというように首を振った。
- どうしてあんな優しい人にそんなことがやれたのか、僕ら村人の中の一人も合点がいかなかった。
- 意地悪でずるいの代名詞のような彼が成功を収めてお金持ちになるなんて、そんな神様の不公平に合点がいかない。