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【固唾を呑む】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・対義語)

固唾を呑む

「固唾を呑む」の意味とは?(類義語・対義語)

意味

【慣用句】
固唾を呑む

【読み方】
かたずをのむ

【意味】
どうなるかと気になって、じっと見つめていること。静かに止まってしまっていること。

ことわざ博士
「固唾を呑む」っていうのは、ワクワク、ドキドキするような状況で、何が起こるか分からないから、息を止めてじっと見ていることを表してるんだよ。
助手ねこ
たとえば、サッカーゲームの最後のシュートシーンや、映画のスリル満点なシーンを見ている時、あまりにも興奮して、一時的に呼吸が止まる感じだね。

【類義語】
・息を殺す
・声をのむ

【対義語】
・肩の荷が下りる
・胸をなで下ろす

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「固唾を呑む」の語源由来

【語源・由来】
「固唾」は、緊張して息を凝らしている時などに、口の中にたまる唾のこと。 事の成り行きを案じ、じっと見つめたりしている時、このつばをのみこむことから。

由来を簡単に説明!
解説

「固唾」というのは、すごく緊張した時に出てくるような、特別なつばのことなんだよ。普段は自然に呼吸をしてつばを飲み込んでいるけど、すごくドキドキする状況だと、ついつい呼吸を止めてしまったり、つばを飲み込むのを忘れてしまったりするんだ。

そうすると、つばが口の中に溜まってきて、それを飲み込むときに「ごくり」という音がするような量になってしまうんだ。これがまるでつばが「固い」かのように感じられるから、「固唾」という言葉が生まれたんだよ。

そして「呑む」は、普通に「飲む」って意味だけど、ここでは「固唾」を一気に飲み込む、というイメージを持ってるんだ。具体的に何かを飲むわけではないけど、「要求を呑む」や「条件を呑む」のように、受け入れるという意味でも使われることがあるんだ。

だから、「固唾を呑む」って言うときは、ドキドキして何が起こるかわからないような状況で、つばを飲み込むのを忘れてじっと見つめている、ということを表しているんだよ。

「固唾を呑む」の使い方

健太
昨日、友達と占い師さんに、自分たちの未来を見てもらったんだけどね。
ともこ
うん。明るい未来が広がっているって言っていた?
健太
占い師さんが、急に押し黙ってしまったから、どんなに悪いことを言われるのかと思って固唾を呑んで、次の言葉を待っていたんだけど。
ともこ
もう、健太くん。私も固唾を呑んで聞いちゃったじゃない。焦らさずに早く話の続きを言ってよ。

「固唾を呑む」の例文

例文
  1. 会場内に居た者たちは、二人の口論を固唾を呑んで見守った。
  2. 彼が語り続けるのをみんな固唾を呑んで聞いていましたが、彼は一息つきました。
  3. 一同は思わぬ事態の展開に固唾を呑んで見守った。
  4. 彼が何をするつもりなのか、その場にいた全員が固唾を呑んで見ていた。
  5. 彼は、眼の前に広げられた一枚の絵画に思わず固唾を呑んだ。

【注意!】間違った例文

❌「買い物中にすっぱい梅干しを見たら、思わず固唾を呑んだ。」

この使い方は間違い。「固唾を呑む」は、ただつばをのむことではないので注意。