「義は泰山より重く、命は鴻毛より軽し」の意味(類義語)
【ことわざ】
義は泰山より重く、命は鴻毛より軽し
【読み方】
ぎはたいざんよりおもく、いのちはこうもうよりかるし
「軽し」は、「かろし」とも読む。
【意味】正義のためなら命も惜しくはないということ。
「泰山」は中国山東省の名山。とても重いことのたとえ。「鴻毛」は、おおとりの羽毛。とても軽いもののたとえ。
【類義語】
・命は義によりて軽し
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「義は泰山より重く、命は鴻毛より軽し」の解説
カンタン!解説
「義は泰山より重く、命は鴻毛より軽し」の使い方
戦地では、国のために戦うことは正義と考える志願兵が多いみたいだよ。
義は泰山より重く、命は鴻毛より軽しというけど、戦争は正義じゃないわね。
侵攻した方は正当な理由があるようなことを言っているけど、無辜の民が犠牲になっている時点で駄目だね。
正義を貫くなら戦争をやめるよう働きかけてほしいわね。
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「義は泰山より重く、命は鴻毛より軽し」の例文
- 武士は義は泰山より重く、命は鴻毛より軽しと考え「いざ鎌倉」と、幕府が危機の時には馳せ参じた。
- 正義の味方は義は泰山より重く、命は鴻毛より軽しと考え敵と命がけで戦う。
- 不発弾を処理する自衛隊は、義は泰山より重く、命は鴻毛より軽しと国民のために働いてくれている。
- 自分が一番大事な人が増え、義は泰山より重く、命は鴻毛より軽しと考える人は減った。
- 義は泰山より重く、命は鴻毛より軽しなので、会社のために休日返上で働く。
「義は泰山より重く、命は鴻毛より軽し」というのは、正義や義理堅さが非常に大切で、それのためなら自分の命も軽いと感じてもいい、という考え方を示している言葉だよ。
具体的には、「泰山」というのは中国の大きな山で、すごく重いと考えられてるんだ。それに比べて「鴻毛」は大鳥の羽毛で、すごく軽いものとして知られているんだよ。このことわざは、正義や義理堅さはその大きな山よりも重要だと感じ、一方で、そのためならば自分の命はその軽い羽毛のように感じることもある、と言っているんだ。
例えばね、友達が困っている時や、何か正しいことのために戦わなきゃいけない時、自分の命の安全よりも、その正義や義理を守ることを優先するという強い気持ちや考え方を持ってる人がいるかもしれないよね。そのような考えを強調しているのがこの言葉なんだよ。