「貴は驕と期せずして驕自ずから来る」の意味(出典)
【ことわざ】
貴は驕と期せずして驕自ずから来る
【読み方】
きはきょうときせずしてきょうおのずからきたる
【意味】
身分が高くなると人は驕り高ぶるようになるということ。
ちょっと成功すると、ついお高くとまっちゃうのは人間の性やな。このことわざ、身にしみるわ〜。
【出典】
「説苑」
「貴は驕と期せずして驕自ずから来る」の解説
「貴は驕と期せずして驕自ずから来る」っていう言葉は、ちょっと難しそうだけど、意味はシンプルだよ。
これはね、人がとても高い地位や大事な立場になると、自分から意識しなくても、ついつい胸を張っておごり高ぶってしまうことがあるっていうことを教えてくれる言葉なんだ。つまり、大切な地位や役職になると、気をつけないと態度が大きくなっちゃうことがあるってことだよ。
「驕」っていうのは、おごり高ぶる、つまり、自分を上の人と思って、他人を見下してしまうような態度のことを指しているんだ。
この言葉は、高い立場や地位になっても、いつも謙虚に、他の人と同じ目線で接していくことの大切さを伝えてくれているんだね。だから、どんなに偉くなっても、地に足をつけて、自分を大きく思わないようにしようっていう教えがこめられているよ。
「貴は驕と期せずして驕自ずから来る」の使い方
「貴は驕と期せずして驕自ずから来る」の例文
- 貴は驕と期せずして驕自ずから来るというが、驕る平家は久しからずともいい、驕り高ぶる態度は人に嫌われ敵を作る。
- カーストの上に行けば行く程貴は驕と期せずして驕自ずから来て、人を見下す発言をするようになる。
- 人は成功すると貴は驕と期せずして驕自ずから来るとなるものだが、彼はそれにあてはまらず謙虚で慎ましい。
- 彼は庶民出身だったが、首相になったことで貴は驕と期せずして驕自ずから来て庶民目線を失い上から目線になった。
- 人の上に立ち貴は驕と期せずして驕自ずから来るとなった人ほど、退職後にただの人になった時の喪失感は大きい。