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【業を煮やす】の意味と使い方や例文(慣用句)

【慣用句】
業を煮やす

【読み方】
ごうをにやす

【意味】
腹立たしくていらいらする。

【語源・由来】
「業」は仏教語で、意志による心身の活動・行為や、人が担っている運命をいい、この場合は心の動きを表す。
「煮やす」は激しくする、怒らせるの意で、平静であった心の動きが怒りで激しくなることを「業を煮やす」「業を沸かす」というようになった。

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「業を煮やす」の使い方

ともこ
ああ、もう遅刻しそうなのにこのバスは停まってばかりで遅いわね。健太くん、降りてタクシーに乗るわよ。
健太
そんな。バスに業を煮やすことはないんじゃないの?
ともこ
ああ、このタクシーも渋滞にはまって遅いわね。思うようにいかないわ。健太くん。走るわよ。
健太
タクシーにまで業を煮やしているよ・・・。

「業を煮やす」の例文

  1. 次の予定があるのに、会としての結論がなかなか出ずに、業を煮やした。
  2. 未だ逮捕されることなく凶行を重ねる連続殺人犯の事件で、進展を見せない捜査に業を煮やした警察の上層部は特別捜査班を設置する。
  3. アルバイトのだらだらした仕事ぶりに、業を煮やした店長が怒鳴りつけた。
  4. 素直に話を聞こうとしない彼に業を煮やし、健太くんは、手合わせをするという手段に出たようだ。
  5. 彼女は、はっきりしない彼の態度に業を煮やし、さっさと違う男性と結婚してしまった。