「破天荒」の意味とは?(類義語)
【慣用句】
破天荒
【読み方】
はてんこう
【意味】
未開の荒れ地を切り開くように、それまで誰もなし得なかったことをやりとげること。


【類義語】
・前代未聞
「破天荒」の故事
【故事】
北夢瑣言。「天荒」は天地が分かれる前の混沌とした状態。中国の唐時代、官吏になるための試験に合格者を出したことのない、荊州(現在の湖北省)は天荒と呼ばれ、そこから合格者が出た時に天荒を破ったと言われたという故事による。
「天荒」っていう言葉は、まだ明るくならない夜明け前みたいな、何も新しいことが起こらない状態のことを指すんだよ。昔、中国の唐という時代に、荊州という場所からはなかなか人が役人の試験に合格しなかったから、そこは「天荒」みたいなところだと言われていたんだ。
でもあるとき、劉蛻という人の家族が初めて試験に合格したんだ。それはまるで「天荒」を「破る」みたいなことだったから、みんなはとても感動して、その人をほめちぎったよ。それから、「破天荒」っていう言葉が使われるようになったんだよ。つまり、「破天荒」は今まで誰もやったことのないようなすごいことをやる、という意味になったんだよ。
「破天荒」の使い方




「破天荒」の例文
- 海の下に地下トンネルを掘るという破天荒な事業が試みられました。
- 健太くんは、誰にも考えつかなかった破天荒な事業を考え出し成功させ、一躍時の人となりました。
- 二大会連続で金メダルを取るという破天荒な成績を残した彼には、次の大会でも金メダルを取るという期待がかけられている。
- 不可能だと思われた手術で患者の命を救い、破天荒な医師として三年先まで手術の予約でいっぱいである。
- 鳥のように空を飛ぶという破天荒な夢を人類ではじめて叶えたのは、ライト兄弟ではないという指摘が近年あるようです。























