「火の消えたよう」の意味とは?
【慣用句】
火の消えたよう
【読み方】
ひのきえたよう
【意味】
今まで活気があったのに突然静かになり、寂しい感じになること。
これは、ものごとが一段落つくとどんなににぎやかだったところも静まり返るってことを教えてくれてる言葉やな。
「火の消えたよう」の語源由来
【語源由来】
いきおいよく燃えていた火が消えるようすから。
「火の消えたよう」という表現は、文字通り火が消え去った、つまり何もかもが静まり返った状態を指す表現なんだ。たとえば、賑やかだった場所が急に静まり返るような場合や、何かが終わってしまった後の状況などを表すときに使われるんだよ。
火は元々、活気やエネルギー、明るさの象徴とされているからね。だから、火が消えるというのは、その全てがなくなった、という意味になるわけだ。
それと同時に、「消」の漢字自体にも意味があるんだ。この漢字は「氵」(水)と「肖」(少ない)という二つの部分から成り立っているんだ。「水が少なくなる」つまり「水がなくなる」から、「きえる」や「なくなる」という意味を持つんだよ。
だから、「火の消えたよう」という表現を使うときには、その背景にある火の象徴性や「消」の漢字の意味も含まれているんだ。それを考えると、ただ単に何かが終わった、静まり返った状態を表すだけでなく、もっと深い意味も持っているんだよ。
これらの意味を理解して、「火の消えたよう」という表現を使うときには、その深さと背景を念頭に置くことが大切だよ。
「火の消えたよう」の使い方
「火の消えたよう」の例文
- 子どもたちが帰ってしまった夕方の公園は火の消えたようだった。
- 孫たちが騒いでいるときは、もうやめてくれと思ったが、帰ってしまうと火の消えたようだ。
- 双子のやんちゃ坊主が、林間学校に行ってしまったので、家の中が火の消えたように静かだ。
- いつもおしゃべりで元気な母親が入院してしまい、家の中は火の消えたようだ。
- お嬢様が嫁に行き、お屋敷は火の消えたようだった。
【注意!】間違った例文
❌「お隣の家は、おばあちゃんの一人暮らしなので、いつも火の消えたように静かだ。」